パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

結局FIFAランキング通り

2014年06月25日 09時28分30秒 | サッカー
コロンビア4-1日本

日本中がガックリ、悔しい思いをしたであろうこの試合
だが結果だけでなく、全てがこの結果は順当なものと
教えてくれる神様がいるような気がする

確かに前の2試合よりは気持ちに闘志があふれていた
しかし、気持ちだけでは勝てないのも事実
日本の選手のプレイの選択肢は余裕が無いので
最初に決めたひとつしか無いがコロンビアの選手は
途中でプレイの変更ができる

3点目、4点目も切り返し
全速力で追っかけてくる相手を見越して
その勢いを利用するような切り返し(狙っていた)
そして落ち着いてゴールにパス

4点目の切り返しからのあの速さは素晴らしい
前半から飛ばしていた吉田にはとても
ついていく筋力は残っていなかった

日本中がガックリ来たと冒頭に挙げたが
自分はそれ程ではない
以前自分が少年サッカーのコーチをしていた所為で
試合の見方が、強くなるためには次に何をしたら良いか
を試合の中で見つけようとするから

つまり、リーグ戦での芳しくない戦いは
新たな問題点の発見ができてむしろ良かったと思う

悔しい思い
こうした悔しい思いを国民全体が経験として心の中に刻むべき
そして何を次に望むかの基準になれば良いと思う

サッカーは積み上げ
寄せ集めの日本代表でも積み上げのもとチームづくりが行われる
南アフリカでの戦い
守備的に行ったが点は取れず勝ちきるのは難しかった
(カメルーン・デンマーク戦は結果オーライだったが)
全32チームの中で最低の攻撃力とさえ評価された

それを踏まえての積み重ね
攻撃的に行く それが世界標準の強さかどうかは
実際には分からなかったが、それでも今回は攻撃的
できればポゼッションサッカーをするときめた

しかし勝負は相手のある事
自分たちが進歩する様に相手も進歩する
今度の戦いは攻撃的に行くと決めたものの
相手と自分たちの選手の調子もあって上手く回らなかった

そしてそれら以上に今回はフィジカルの重要性を
感じさせられる大会となった
日本なら笛が鳴る部分でもそのくらいは当たり前と
まさに戦いが行われていく

フィジカルは日本人は線が細く軽いので不利
そこで違う方法に逃げ道を探したのが今まで
数的有利とか、、、
しかし、サッカーの進歩はそれらを上回る
また一人の個の力は日本人をきりきり舞いさせた
やはり個で対応する能力の向上を図らない限り
今以上の進歩は無い

戦術、フィジカル、そして個の力
それらが一体となって今のサッカーは動いている

大事なのはどうやってもフィジカルの問題は
避けて通れないという事

ならばどうするか?
ヒントはメキシコ・チリなどの闘い方にあると思う
彼らもそんなに恵まれている訳じゃない
しかし重心の低い、身体同士のぶつかり合いにも容易に負けない
コツを掴んでいる
このコツを日本人は身につけるべきと思う

どうやって?
まずはJリーグでの試合でプレスもう少し厳しいものにする

才能有る選手はヨーロッパばかりでなく
実践的な技術が身に付く南米とか中米のリーグで
瞬時の判断力とか重心の低いたくましいプレーを身につける

それから、これは日本全体の問題として
サッカー協会が何年間の目標として
上に吹かさないシュートの徹底
始まりは小学生から、、、

そして守り方
ブロックを造って数的有利で守るのではなく
一対一に強い選手の育成
ボール奪取技術、身体の使い方の育成

スクールでは守りを教えるときむやみに飛び込まない
と教えるが、そうではなくてまずは飛び込んでボール奪取にトライして
そこで失敗したらどうすべきかを自分の判断で考える様にする
こうした過程が必要と思う

イタリアもチリもコロンビアもスペースを与えないのではなく
ボールを取りにいく守備をする
まずはそうした守備の能力をアップした上で
スペースを与えない方法も使うというのが本当の方法ではないか

敗戦はいろんな事を教えてくれる
悔しいのではなく、なすべき事の手がかりを与えてくれる
せっかくの機会、これを利用しない手は無い

ところでこのC組の最終結果は
あまり当てにならないといわれたFIFAのランキング通り
日本の上には40以上のチームがある
このレベルで大会に参加できたのはラッキーだった
といわれても仕方ない

さあ、この結果を忘れない様にして
次はどうするか、、、

大事なのは日本人の得意な忘れてしまう事
ではなくて忘れない事

それがサッカー協会でできるか
メディアは当てにならないので期待しない方が良い(?)
コメント
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