パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

平均以外の考え方、メジアンと最頻値(モード)

2014年11月27日 19時56分07秒 | あれこれ考えること
昔、高校時代に数学の問題集に
「メジアン」というものがあった

最近気になってこの言葉の意味が気になって調べてみた
メジアンとは中央値

つまり全標本のうちの真ん中にある数値

よく世間では世帯の平均年収がどれだけで
密かに自分は平均かそれ以上かをチェックして
喜んだり悲しんだりしているだろうが
このメジアンは純粋に中央値なので
真ん中よりは上か下かはわかりやすい

しかしこれも完全に実態を表しているとは
言いがたいかもしれない

もう一つ別の概念、指標がある
最頻値 最も頻度の高い値
数値を一定の基準で分けた場合
最も多くの標本が現れる数字
先ほどの年収に関して言うなら
どのくらいの年収の人が一番多いということを
あわらす事になる

この数字は平均より小さくなることがあるかも知れない

つまり、当たり前に使われているわかりやすい平均と言う指標は
実は社会を正確には表していないということ
確かに時系列の変化としては平均の変化は重要な動きといえるかもしれない

しかし、経済の実感を調べたいのなら
最頻値や中央値の方が優れているのではないか
何かで読んだが中央値と平均値の差を何らかの数学的処理を行って
偏りを明確にする方法があるとか

統計は嘘をつかないが、統計の数字を扱う人は
自分の都合の良いように統計の数字を使い分ける

大本営とメディアを全面的に盲目的に信じやすい我々日本人は
もう少し自分たちが賢くならないと
なにか間違った方向に引っ張って行かれそう
と思うのは考え過ぎか?

コメント
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