パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

セイコー5

2015年09月13日 10時30分46秒 | 徒然なるままに

引き出しをゴソゴソしてたら懐かしいものが見つかった

セイコー5
高校入学の時に祖母から買ってもらったもの
電車通学だったので、時計は必須アイテム
あの時代は今のように携帯などなかったので
電車通学をする仲間はみんな手首にしていたような気がする

昔と今と大きく異なることがある
自分たちはまだ学校の徽章のついた帽子をかぶっていた
靴は多分運動靴のようなもの
それにカバンはちゃんとした3年間は持ちそうな革製のもの
それが当たり前で、時に帽子をかぶらずカバンをペシャンコにした仲間もいたが
拗ねている雰囲気はあってもかわいい範囲(?)

小学校入学時、最近はおばあちゃん、おじいいちゃんがランドセルを買うのが
多くなっており、それもお盆の休みの時に親と帰省した時に
決めてしまうとのこと

それと同じように、全くの「おばあちゃん子」だったので
高校入学の祝として買ってもらった

この時計はその後35歳くらいまで使い続けた
いろんなところへ身につけて行った
後先を考えず出かけたドイツにも、
今は全く行くことのないスナックみたいなところも
山も海も、それこそ良いところも悪いところも
自分の経験が染み込んだ様な時計だった

長く使い続けているのが他人には珍しいらしく
時々自慢気に見せびらかしたりもした
 

その後調子が悪くなったのではなく
気分が離れたせいで、別の時計を購入した
(その頃は男物の時計のブームだったのかもしれない) 
購入したのはロレックスではなくチュードル
ロレックスは余りにも存在感がありすぎるので
控えめな仲間内のブランドにした
笑いをとるために「ロレックスの偽物!」とか
「ロレックスがトヨタのクラウンなら、チュードルはマークⅡみたいなもの」
と説明したりした

この時計も長く使っている
しかし、次第に狂いが大きくなってオーバーホールにかけようとすると
その価格が財布に響く
それで2度オーバーホールしたものの、調子の悪い今は
時々気まぐれな時計をそのまま使い
普段は自分にとって3台目となるクソ正確な電波時計を使うことにしている
(しかし、この電波時計もスマホを持つようになって要らなくなった) 

ところで、このセイコー5、
先ほど振って自動巻き機能を呼び起こしたら
今のところ動いている
なにか感動!
今日一日はつけっぱなしにしてみようか
何分くらいの誤差が出るのだろう
それも楽しみ ?



 

コメント
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