大変な被害をもたらした台風18号
幸い新城市には大きな被害の声は聞いていない
この台風の上陸した日に行われた新城市議会一般質問
天候の加減もあってか傍聴者は少なかった
時間も経っているので記憶が曖昧なところもあるが
初日、2日目と感想をアップしたので尻切れトンボにならないように
記憶をたどりながらの感想を
(これは自分の管理する別のブログでもアップしているが)
この日は二人で滝川議員と山口議員
最初は瀧川議員、
なかなか興味深かった
1.公共工事の入札不調について
2,太陽光発電パネルの安全性について
3.市政運営について
最初の入札不調の問題
最近では作手小のあと作手総合支所も入札不調に終わったので
その理由と対策を行政側に質問した
市場調査(市場価格の把握)が完全ではなかったと言える が行政の答え
二度も繰り返すのは先の反省を生かしていないことになり問題ではないか
と追求する
なるほど、こうした質問は議会の行政の監視・チェックを果たしているように感じる
なにも無理やり敵対することはないが、なすべき仕事の性質上こうした場合は議員と行政は
対立した立場の方がわかりやすい
最近の物価の乱高下、公共工事の都市集中などで市は市場価格を正確に把握するのは
難しいかもしれないが、仕方ないの言葉では、一般社会は済まされない
きつい言い方かも知れないが、行政側はもう少し努力すべき
2の太陽光発電パネルの問題
設置されたものが強風などで飛ばされ他の家屋、
人的な被害が起きる可能性があるが、
太陽光発電パネルの設置の基準は建築物ではないので基礎を必要とせず
ゆるやかなものになっており、このことが被害を引き起こす可能性につながるが
市はどう考えるか?
また太陽光発電パネルの償却期限が過ぎた場合、廃棄物となるがパネルの廃棄処分について
現在はどのようになっているか?
国策とは離れて市でできることとしての質問
3.市政運営については、
ずっと問題となっている人口減についての市政への影響、
そしてその結果としての財政の話 など
ここで語られた滝川氏の発言で同意できた点がある
それは「人口減を前提としていろんなことを考えるべき」といったこと
人口を増やしたい希望はある、しかし現実はそれが容易でないことを示している
そんな時に市の様々な計画は、こうあってほしい人口規模の計画ではなく
現実を見据えた計画とすべきではないかということ
これは、庁舎建設についても言える
現在は職員数363名規模の庁舎を計画しているが
将来の人口減少に伴い職員数も減ることが予想されるので
現在をベースにしただけの案が正しいかどうか疑問
ところで、この市の職員数
現在働いている職員の方々には何の責任もないが
問題は将来を見据えて職員数をどうすべきかの問題がおろそかにされていないか
職員適正化計画なるのもが5年毎に行われ、そこで適正(?)人数を算出されるというが
その算出の仕方が果たして一般から説得力のある妥当なものであるか?
これは議員さんが追求しなければいけないことのように思ったりする
滝川氏は住民投票では選択肢1の先頭にたった人物だが
今回の一般質問は確かに行政の監視・チェック機能は果たしているように感じられた
次は山口議員
自らの経験を踏まえて、
1.死亡届と火葬許可書の受付状況について
なるべく簡素に一箇所で!を求める市民の要望に対して市はどのように対応しているか
2.南部企業団地の産廃業者の進出について
これは浅尾議員、中西議員とも関連した質問
こうした一般質問というものは、どういった内容とするのか
とある議員に聞いたことがある
「どんな内容でもいい」
との答え
「ただ今は会派がなくなって委員会でいろいろ決めることになっているので
所属担当の委員会に関する質問は当事者がすることになっている」
「会計などの資料等はものすごく分厚いものを市から配られる、それを読み込んで
問題のあるところに付箋をして質問に備えるようにする」
こうした話を聞いて一般質問全体を振り返ると、
質問は南部の地域の方の陳情や要請によるもの
豊川水域の問題を熱心に考えて行動する方々の陳情を踏まえたもの
自らの経験による市行政への質問点
そして現実に今起こっている問題点(市民の関心点)などがあることが分かったし
真面目に議員活動をするなら、聞く耳と情報収集と法律的な知識も必要となり
議会条例にあるように議員さんはスキルアップに努めなければならないとするのは
ごく当たり前どころか、そうしてもらわないと困る
市民にできることは選挙で選ぶことだけ
その選挙民の思いを受けて、
議員さんは職業としての議員さんの機能を十分果たしてもらいたいものだ
(その大前提は市民の声をよく聞くこと、選ばれたから市民の声の代表ではない)