パンセ(みたいなものを目指して)

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新城の住民投票がもたらしたもの

2016年01月08日 19時03分45秒 | 住民投票・市庁舎・リコール・市政

今日は今現在の堅苦しい話を離れて
(と言っても、やはり堅苦しいかもしれないが)
新城市の住民投票がもたらしたものを
思いつくままに!

昨年行われた新城市の住民投票は、選択肢が分かりにくいことも
あってマスコミにも話題になったけれど
そもそも住民投票自体が珍しい出来事だった

始まりは小さな市民活動が、
「行政の決めたことはもう止めようがないよ}
という声を押しのけて
多くの人がなにか使命感のような情熱で署名活動に参加
結果として住民投票を勝ち取ってしまった

これは新城市民は当事者として
「行政が決めたことでも、市民が動けば何かが変わるかもしれない 」
という実感と体験をしたことになる
(この市民全体の体験は実は想像以上に大きいかもしれない)

そして新城市以外の自治体には
新城市ができたのだから自分たちにできないはずはない
といった思いを持ったところが多いのではないか

昨年は小牧市で図書館についての住民投票が行われた
そして、聞くところによると蒲郡市でも高浜市でも
何かそれらしい動きがあるとか
また東浦町では、常設型の住民投票条例の作成に取り組んでいるとか 

ところで少し笑えてしまうのは、
住民投票を扱う部門は選挙管理委員会だが
経験者である新城市の選挙管理委員会に他の自治体の方が
そのやり方を聞きに来ることがある点

新城市の選管の方々は昨年は初めてづくしで
分厚い法律の本を読み込んで大変だったと思うが
その分、結果的には知識も実力もつくことになった
他の自治体の方は分厚い本を読むだけより、
新城市の人に実際の体験上の出来事を聞くことにより
段取り等は新城市の人が体験したよりも楽に(?)
身に付けることができたのではないか

ま、こんなことは実際のところどうでもいいことだけど
新城市が勢いでやってしまった住民投票は
目を凝らすとまだまだ色んな所に影響を与えているかもしれない
(自分は途中参加で偉そうなことは言えないけれど)


 

 

コメント
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