パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

傘がない

2016年01月21日 07時54分25秒 | 住民投票・市庁舎・リコール・市政

昨日は起きたら雪が積もっていた
しかし、雪は自分の家の周りでは午前中に溶けてしまった

そこで思い出した歌がある
井上陽水の初期の作品「傘がない」

以下歌詞抜粋

都会では 自殺する若者が増えている

今朝来た新聞の片隅に書いていた

だけども問題は今日の雨 傘がない

 

※行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ

君の町に行かなくちゃ 雨にぬれ※

 

つめたい雨が 今日は心に浸みる

君の事以外は考えられなくなる

それはいい事だろう?

以下省略

音楽を歌詞だけで評価するのはよくないかもしれないが
この歌詞はある意味すごい

多くの人は少しだけ心に後ろめたさを感じながら
この歌を聴くとホッとする
それが実感ではないのか
みんな同じだと

ところが一方で困難な問題に真正面から取り組む
マザー・テレサのようが人物もいる
この人の存在を知ってやはり人はホッとする
世の中捨てたもんじゃない と

話はいつもの様に飛ぶが、
最近のSMAPの解散報道について
いろんな想像力を働かせて あれこれ考える人がいる

そのうちの一人は、この問題から「奴隷制度」のことを
連想したようだ(SMAPが奴隷という意味ではない)
ある状況から抜け出せないのは、何故かを考えたということだが
ケンブリッジ大学の歴史学の教授のジェリー・トナー氏の
『奴隷のしつけ方』という本を引っ張りだして
何故、多くの奴隷がその制度を覆さなかったのかと言う疑問の答えが
「自由を求めて立ち上がるよりも、今の状況がましだ」という状況を、
さまざまな知恵を集めて体制側が作ったことにある。

この指摘は、ドキリとするほど当てはまる
問題は、拡大解釈をすれば奴隷とされている人たちが
自分たちがその立場になっていることに気づかいないでいること
程々の利益が与えられて、思考停止し、自ら判断することを面倒くさい
と思うようになっている
これは実はとても怖いこと

程々の利益、立ち上がるより今の状況の方がまし
未来を想像することなく、現状維持を信じたいと思っている
(現状がいつまでも続くことはありえないのに)

多くの人は自然に湧き出る感情を持っている
良い悪いを、話を聞いて判断する前に、直感で判断している

この直感について アップルのいまや伝説的になってしまった
スティーブ・ジョブズの言葉がある

「最も重要なのは、自分の心と直感を信じる勇気を持ちなさい。
それはどういうわけかあなたが本当になりたいものをすでによく知っているのだから。
それ以外のことは、全部二の次の意味しかない。」

傘がないの歌にあるように、
申し訳ないと思いつつ関心のあることは自分のこと
直感では良くないと感じていても、立ち上がるより今のほうがまし
この半ばごく自然な感情を、今はある人たちによく考えて欲しいと思っている

ある人たちとは誰か?
さて、、、、

(いつもの訳の分からない投稿でした)

コメント
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