自分の生まれた季節が好きな人が多いという
冬に生まれた人は寒さに強いとか
根拠はないが、ついそんなふうに思ってしまう
自分は5月生まれだからこの時期が一番好きだ
風光る、とか薫風とか、そういった言葉に代表される季節感
湿気の少ないくっきりした、まるで高原にいるような感覚の光
本当に気持ち良い
庭は冬眠からさめて一気に葉が勢いを取り戻している
元気な木のシラカシ(多分)
常緑樹で一年中健気に頑張っているが、この時期は
何かムチを入れたような元気さだ
後から後から出てきて、すこしむさ苦しい感じがしないでもない
同じ常緑樹でもソヨゴ、カクレミノは我が家では元気が今ひとつ
昔、家族から聞いた話で世間では当たり前のことらしいのだが
庭に樫の木や花梨の木を植えるのは
「貸し」と「借りん」を連想させるかららしい
お金は貸すけど借りない!
お金に困らないことを願ってのことらしい
我が家には、昔から花梨の木もある
実はこの木、個人的には 好きじゃない
木肌がケロイドみたいですこい気味悪く感じる
でも、今は葉がいっぱいに繁っているせいで気にならない
葉が茂る、木陰ができる、花が咲く、実がなる
そうすると虫達がゴソゴソと活躍しだす
蜂や蜘蛛が、そして蝶も
もっと気をつけるとまだまだいろんなものが見られるかもしれない
鳥くんたちにも来てもらって、そこでくつろいで鳴き声を聴かせて欲しいものだ
(もしかして、今でも早起きすれば鳥くんたちの活躍も見たり聴いたりできる?)