今回の森友学園問題はジャーナリスト・政治評論家という人の
立ち位置がはっきり別れている
安倍さん擁護派とそうでない人たち
メディアもフジサンケイグループと朝日新聞系列大きく違う
そこで少しメディアの役割を考えてみると外国ならば当たり前のこととして、
メディアは権力をもった政府を批判的な目で捉えて報道する
ところが日本は公平・中立にという言葉に縛られて
なかなか思いっきった切り口で報道できないでいる
ところで、メディアの中枢にいる人達や記者が
政府の人々と食事をともにするのは果たしてマトモなことだろうか
担当記者とか、その人を扱った著作を残した人物は食事等を一緒にして
その普段見えない性格や考え方を知ることになり、それでもって独自の報道が出来ると思い込む
しかし、ここに落とし穴はないか
誰でも親しくなった人の批判は書きにくい
同じ釜の飯を食った経験のなせる技だ
こうしたことが容易に想像できるだけに、報道の人間は対象とする人物と
食事等の付き合いをしてはいけないのではないか(イギリスでは当たり前のことらしい)
あくまでも客観的な情報に基づき報道をする
人間性まで踏み込めていないとしても、報道する立場のひとはこうあるべきでなかいか
田崎史郎の著作「安倍官邸の正体」
山口敬之の著作『総理』
この人達はどの立ち位置にいるか、これで分かる
しかし情けないのはメディア側
どのテレビ局も彼らをその道のオーソリティーとして使う
もう少し違う人物を独自で探せよ!
と言いたくなる
それにしても今回の騒動は闇試合の様相を呈してきた
自民党は、民進党の辻元清美氏が塚本幼稚園に無断で入ったとか
ゴミを埋め戻せという発言を無理やり引き出した、、、とか
それを東京のど真ん中で、ある議員が演説をぶっている
選挙期間中でもないのにネガティブキャンペーンを行っている訳だ
この様子には違和感を感じる
何をそんなにムキになっているのか
ムキになっていることと言えば籠池氏に対して偽証罪も考慮しているらしい
今回一番異常なのは、不確かな個人の情報にもとづいて
それが どうのこうのと言っているが、一番信用できる公的な資料が破棄されていることだ
実は疑惑の大きなポイントはここにある
何故ないのか!
何か隠しているのではないか!
誰もがそう思ってしまう
だが破棄されたのは法令に則っているし、そうした手続きに瑕疵はないと官僚さんは繰り返す
それが本音か、言わされているか、言わざるをえないか、わからない
しかし一般人はストンと落ちる感覚はどうしても得られない
「法に則って、、、」
このセリフほど当てにならないことはない、、、というのが最近の実感
この逃げ言葉があるだけに、メディアは批判的な立場でいなければならない