パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

本を読み返すということ(節約になるし、、、)

2019年03月14日 09時36分58秒 | Weblog

行きの道は長く感じるが帰りの道は短く感じられる
誰しもが経験することで、これは心理学的な説明がなされるようだ
これと似た感じなのが本を読み返すときのこと
小難しい本で理解できているかどうか怪しくてもとりあえず進んだページを
時間が経った後読み返すとスラスラと読める
しかも理解していないと思えたことが思いの外頭に入っていたのだとも感じる

昨日、思い立って「自由からの逃走」(エーリッヒ・フロム)を付箋を付けてあるところを読み直した
好みの部分が付箋がつけられているとは言え、その部分の理解がとても容易で
これは想像力を駆使して読んでいると言うよりは明らかに再確認しているような行為に近い

楽に理解できるからこれが面白い
「自由からの逃走」は「から」という部分が肝で、近代人が目指した崇高なもの
せっかく手に入れた「自由」から逃走してしまう傾向がある、、ということを解説した本
この本のきっかけはナチが合法的に躍進したのは何故か、人には個々の判断を超えて
なにか従ってしまう傾向があるのではないか(その方が楽だから)と考える傾向があると思いついたから(らしい)

これは実生活上の様々なところで見られそうだと、読んでいて想像が働くので小難しい話の割にはリアルな話となっている

ということで、「自由からの逃走」「善と悪の経済学」(トーマス・ゼドラチェク)
「経済と人類の一万年史から21世紀を世界を考える」(ダニエル・コーエン)など以前読んで気になっていた本を
を読み返すことにしようかな、、と思う次第
(本を買うお金を節約できるし、理解も深まるし)

 

コメント
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