世界の三大美女とか、音楽の3Bとか、三大夜景とか
ものごとは3つまで語られることが多い
ミシュランの星も最高が3つで
キリスト教の三位一体も、もし四が出てきたりすると変な感じだ
長島さんの選手時代の背番号は、3で雰囲気が出ている気がする
不意に今まで自分が食べたなかで美味しかったもの3つを思い浮かべようとした
一番目は直ぐに浮かんだ
大学時代の友人が、彼の叔父さんが全国の寿司のコンクールで
日本で3番の成績を納めて少し自慢なので、一度おごってあげると
カウンター席で食べさせてもらった時のことだ
「米がうまい!」
今でも印象に残っているのはそのことだ
今なら美味しんぼなどの知識で、それがどういう理由か(空気が含まれている)
わかるようになっているが、その時は何しろ衝撃的な食感だった
ネタのことは覚えていないが、とにかく米が美味しかった
(友人は米は古米をブレンドするのがコツだと聞かされたと教えてくれた)
二番目も直ぐに思い出せる
気張って誕生日にフランス料理に誘ったときのことで
その時の相手の表情とか会話は全然覚えていないけれど
コースの最初に出てきたオードブルのアワビのクリーム煮の食感・濃厚な旨味は
衝撃的で、誕生日祝をしていることを忘れてしまうほどだった
実は事前調査でこの店のオーナーの弟さんが、シェフは魚介類が得意
と教えてくれていたが、その予想のはるか上を行くもだった
さて三番目は、、、
これが出てこない
それなりに旨いものは食べてるような気もするが
先に上げた2つほど衝撃的な体験と比べるとなにか物足りない気がしてならない
果たしてこれから先そのような経験をできるかどうか、、
でもこのやりきっていない感じは、やりきった感じよりも好きかもしれない
いつも何かを求めている方が、不完全のほうが、、良いような、、、