人それぞれいろんな考えがあるというものの
後で冷静になってみるとすごいな、、
と思うに違いないのが今回のオリンピック
昨日は東京で新型コロナの陽性者が5000人も出た
最近は前の週を越えて、どうにも止まらない感じだ
その中で行われていることが、異常な気がする
「普通なら、ない」
と専門ならずとも思うところだが、いざ始まってみると心配したとおり
メディアはオリンピック一色で、オリンピックを批判する意見は
反日とさえ口にする人がいる
「ヒトラーを批判する人は、ドイツを否定している」
などの当時ドイツでなされたプロパガンダは、馬鹿げた主張に過ぎないことは今や世界の常識だ
ところが、そのまたっ只中にいるとわからないかもしれない
オリンピックに反対する人は反日と決めつけるのは
「ヒトラーを批判する人は、ドイツを否定している」と同じ発想のように思える
選手一人ひとりの努力や思い、それを支える人たちの一生をかけた思いは理解できる
だが、だからといって、統計的に(科学的に)危機が予想されるなかで
強引に進められるのは違和感しかない
女子のサッカーの決勝が開始時間の変更が行われたそうだ
午前11時から開始の予定が、夜の9時からになった
暑すぎて危険だからだが、変更は良いとしても、その時間で行えば危険なことは
日本人はわかっていたはずだ
それを今まで見て見ぬ振りをしていたのが、選手ではない関係者たち
彼らは選手のことを考えたのだろうか
今回のオリンピックは商業主義そのものだ
NBCの膨大な放映権がすべてを決めているかのようだ
ところがNBCのお膝元アメリカではオリンピックのテレビ視聴率が振るわないらしい
アメリカの活躍がイマイチなのと、観客のいない盛り上がりにかける雰囲気が
見ようとする気が起きないらしい
そうなると、NBCは困ったことになる
アメリカのこの世界は多分、スポンサーと総視聴率(累積の視聴率)で契約している
一つ一つの視聴率が悪いと最初に割りふったスポット広告だけでは、その約束の数字に達しない
すると、足りない分は追加でただで流さなければならない
本来は特別枠で取っておいたスポット枠は、そこれ使わねばならないのだ
このNBC主導のオリンピック商業主義に違和感を持つが、
ふと日本人が真面目に応援している野球という競技に疑問を覚えた
ここ数ヶ月大騒ぎしている大谷はオリンピックに出ていない
ダルビッシュも参加していない
アメリカ人では大谷とホームランを争っている選手も出ていない
彼らはレギュラーシーズンを戦っている
となると、オリンピックの野球はそれほどの価値をアメリカは感じていないのかとも思ってしまう
もしかしたらオリンピックで大騒ぎをしているのは、開催国の日本だけではないか
よその国の情報はわからないが、先日ブラジルにいる子達とzoomで会話したとき
ブラジルはオリンピックはさほど話題になっていないとか言ってた
また、ドイツに住む方のツイッターでは、地元のサッカーチームの成績が新聞に大きく載って
オリンピックはおまけぐらいの扱いらしい
開催国だから多少は仕方ないとしても、
思い出してみると開催国に限らず他のオリンピックでも
日本は同じような騒ぎ方をしていたような気もする
日本人はなぜオリンピックに大騒ぎするか
もしかしたらそこには大きな問題が隠れているかもしれない、、
と思えてきた