少し意地になって真面目な話題を!
(何に対して意地になっているか?)
新城市議会には「議会報告会」という年に一度以上行われなければならない行事がある
その実態は素晴らしいものとは言えないまでも、近隣の市町村には
それがないようなので、制度上は新城市は進んでいると評価されているようだ
ところが昨年、今年と2回続けて中止になった
理由は新型コロナ感染症予防のためだ
限られた空間に人が複数、2時間ほど一緒にいるのはマズイと判断したわけだ
当然の判断のように思えるかもしれないが、これを密かに喜んでいる議員さんもいる
議会報告会が開かれなかったその時期、新城市議会は呆れるほど問題が噴出した
その中には、そこまで大騒ぎをしなくても、、、
と思えるようなものがなかったとは言えない
だが、それでも少しばかりみっともない政務活動費の不明瞭な使用とか
(最終的には費用の返却が行われた)
数名の議員に対する問責決議案が可決したり、そのような個人的な問題以外にも
市が購入した土地の金額への不審やら、行政のチョンボにより共同給食センターの事業延期と、
それにより新たに発生した被害(予算)など、市民がぼーっとしていてはいけない問題も起きている
市議会が報告会をしないものだから、議員の有志が6人集まって、彼らの主催で
議会報告会と意見交換会をすることになった
(6人は議員ネットワークのメンバーで滝川、丸山、山口、山田、浅尾、沢田議員からなっている)
上に挙げたような、市民が知らなかったでは済まされる問題ではないことを
市民に知らせる重要な報告会だが、タイミングが悪かった
第1回目、第2回目はオリンピックが始まったばかりのとき
そして3回目、4回目は、オリンピックの終盤の夜
この時期、時間に会場に足を運んでもらうというのは、なかなか難しい
もちろん関心をもって会場に足を運ぶ人もいる
だがその人達は、報告会がなくてもある程度の事情は知っている人たちで
市で何事が起こってるかを知ってほしい一般の人を、会場に来てもらうには
想像以上の苦労が必要となる
そのためにA4サイズの報告会の案内を、まずは配るということを行う(有志、協力者が)
ただこれを手渡すとその時の反応は、残念ながら芳しいものではない
大人の世界だからあからさまに行けないとは言わない
だが、表情を見れば、鬱陶しい誘いであることは感じ取れる
自分たちの周りで起こっている、注目しなければならないことを啓蒙しようとしても
それは良いことだと口にしても、いざ行動となると、それはとてつもなく難しい
これはシティズンシップという言葉で代表されうような
身近な出来事を我が事のように考え自らの力でなにか行動を起こす、、
につながるのだが、あえてそれをしようとすることは、物事を理解するのとは違う
行動に移すというのは、わかった気になるのとは大きく違う
というわけで、6人の議会報告会の最大の敵は時間的にはオリンピック
そして意識の上では、やはり無関心となるかもしれない
無関心、、これを乗り越えさせるのは難しい
かつて自分もその無関心の1人だったから気持ちはよく分かる
無関心の人を悪くも言えないし、、、