パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

書面ではわからない事実

2023年01月24日 11時01分17秒 | 養鶏所騒動

以前取り上げた不動産鑑定の不満についての続き

不動産鑑定の対象となる土地と似たような土地の取引事例をもとに
計算するらしいが、ふと気づいたことに駅までの距離がある
今回の不動産鑑定の対象となった土地は、市街化調整区域にあって
JR飯田線の大海駅までの距離は1,100メートルだ

参考とすべき取引事例の土地も(何故か新城市内ではなく豊川市が選ばれているが)
市街化調整区域にあるのは当然として
駅までの距離も似たようなものが選ばれるはず!と書類を確認してみると
一つはJR飯田線の東上駅、もう一つは小坂井駅と想像される
(肝心なとこは黒く塗りつぶされているのでわからないが地元なので想像できる)
そしてそれぞれの駅との距離は東上駅には1,800メートル
小坂井駅からは300メートルだ

書面では単に駅までの距離に過ぎないが、実生活の駅の重要度はかなり違う
大海駅は一時間に一本くらいの極めて不便な駅で
時刻表を見ると豊橋行の上りは平日が22本だ

一方参考とした取引事例の(豊川市の)東上駅は豊橋行の本数が平日35本だ
飯田線は新城止まりが多いので、それより奥の大海駅は数が少ないが
新城駅よりも豊橋よりの東上駅は本数がこのように多い

だがもっと多いのは小坂井駅で平日の豊橋行の本数は68本だ
たとえ市街化調整区域という区分が同じであっても
これを同じと見るのはどうなのだろう
小坂井駅との距離は300メートルで電車の数も圧倒的に多い
これが新城市にある田舎の対象物件の価格を算出するのにふさわしい土地なのだろうか

つまりは市街化調整区域であるとか駅までの距離は似たようなものとしても、
現実はかなり違うと言わざるを得ない
小坂井などは不動産鑑定の対象地とは行ってみればわかるが
周りの雰囲気がぜんぜん違う
一つは山の中、一つは街の中
土地の差はいくらか割り引いて補正し不動産鑑定の計算をしているが
そもそも補正を過度にしなくても済むように何故新城市にある取引事例を
採用しなかったのか、、不思議で仕方ない

ということで(多少条件が違うが)新城市の購入した土地の隣を
国が購入したのは、新城市の価格の八分の一だったという事実から
どうにも割り切れない思いであれこれ調べたり、考えている

なんか変だな、、、
疑り深い人間になるのは、、よろしくないが、、




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする