速く走る姿というのは無駄がなくて美しい
それは素人でもはっきりと分かる
ここ数日Youtubeで頻繁にアップされているのが
全国女子駅伝で17人抜きをした中学3年生
ドルーリー朱瑛里の動画
確かにとんでもなく速い
たすきを受け取って走り出すと、前を走る選手とはまるで違う
まるで短距離走しているような走りっぷりで
ごぼう抜きという言葉がしっくりくる
姿勢がピンと真っ直ぐで、腕をよく振って
(腕を人より後ろに振れているのはそれだけで違うらしいが)
跳ねるように走る
こんな走り方で3キロ持つのかな、、と思うが
今までの区間記録を8秒破る9分2秒
8分台も期待されたが競り合い状態があれば
それも可能だったかも知れない
走る姿を見るだけで美しい!
と思ったことがあったのを思い出した
それはサッカーの中田英寿がU17(だったかな)の世界大会を
日本で行ったときのナイジェリアだ
あの時は後にプレミアリーグでも活躍するカヌーがいたが
何よりも驚いたのはナイジェリアの選手の走る姿が
きれいと感じたことだ
(今でもアフリカの選手が走る姿はどこか違ってきれいに思う)
合理的・効率的な動作はきっと美しく感じるのだろう
これはアップルの製品に通じるところがあるかもしれない
(ジョナサン・アイブがアップルを退社して
多少アップルの方向性が変わった気もするが)
ドルーリー朱瑛里さんのご両親は、カナダ人のお父さんと日本人のお母さん
跳ねるような走りっぷりからすると、身長が高い様に見えたが
そんなに背が高いわけでななかった
冷静な陸上関係者がコメントするように大事に育ててほしい人材のようだ
でも、一番の心配はマスコミかもしれない
賢そうでキリッとした容姿はこの活躍がきっかけで注目され続けるだろう
メディアはサクセスストーリーや、物語を作り、それを消費する
マスコミは消費するのではなく、見守ったり
成長させるきっかけになると良いのだが