パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

消極的な選択は、庶民の気持ちを反映しているのだろうか?

2021年03月23日 15時42分17秒 | あれこれ考えること

内閣支持率等の世論調査は、その結果だけを見ていると
木を見て森を見ず状態になってしまうかもしれない
フジサンケイグループの杜撰な調査は、他社の調査でも行われていないか
と、心配になるところだが、各媒体の内閣支持率はその媒体の傾向通り
(朝日は低く、読売は高いといったような)になることが多いので
そもそも世論調査の母集団の選び方とか質問の仕方に問題がありそう
とも考えられる

地元の中日新聞にも支持率が報道されていた
気になったのは支持する理由のなかに「他に代わる人がいない」
という項目の数字が「首相が信頼できる」とか「自公の政権だから」を
大きく超えていたことだ

首相も政権も頼りにならないが、他にも頼りになりそうのがないから仕方ない
といった気持ちの現われと思われそうだが、これは実態を表しているのだろうか

質問があるから答えるというのは、常々感じたり考えていることとは違う
ということはないだろうか

どれも当てはまらないと実感していても、何かを選ばなければならないときに
仕方なくそれを選ぶ
その結果をメディアが大きく報道する
その報道を見聞きして影響され、庶民が自分自身による選択という行為を
他の多くの人と同じが無難と判断してしまうことにならないのだろうか

そもそも選択という行為は覚悟をもって行うべき類のもので
その選択の結果、一気に社会が良くなるなどということは現実にはありえない
覚悟というのはある時期の停滞や不手際は仕方ないと考えることだ
そしてその停滞や不手際を批判しながらも、育てる意識を持って見守るのも
社会には必要なのではないかと思ってしまう

何事も一気によくなることはない
良くするには不断の努力が上にも下にも必要ということで
ブーメランと言ってあら捜しをして、誰がやっても変わらないなどと
通ぶった斜めに構えた批評家風になるのは、自分たちで自分たちの生活を
良くしていくという気概に欠けていると思えてしまう

だが、庶民がシティズンシップを身につけるのはどうすれば良いのか
については、ホント、どうすれば良いのだろう

ちょっと、愚痴ってみた

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