突然、日本酒飲み音頭みたいに
酒のことばかり書いた詩があったはず
と思いだした
何だったかな?
たしかアラブの方の詩だったような、
イスラムの方だった記憶があるけど
イスラムはお酒は飲めないはずだし、、、
で、たどり着く事ができたのが目的の
「ルバイヤート」
昔読んだ時は、酒礼賛のオンパレードと思っていたが
たまたま、便利な青空文庫でちらっと冒頭部分を覗くと
これがなかなか深い
2
もともと無理やりつれだされた世界なんだ
生きてなやみのほか得るところ何があったか
今は、何のために来たり住みそして去るのやら
わかりもしないで、しぶしぶ世を去るのだ!
3
自分が来て宇宙に何の益があったか?
また行けばとて格別変化があったか?
いったい何のためにこうして来り去るのか、
この耳を説きあかしてくれた人があったか?
4
魂よ、謎を解くことはお前には出来ない
さかしい知者の立場になることは出来ない
せめては酒と盃でこの世に楽土をひらこう
あの世でお前が楽土に行けるとはきまっていない
などなど、ずっと続く
まだまだ、なるほどと続く嘆き(言い訳、思い込み)
まじめな人には少し受け付けないかもしれないが
これもある意味、本質をついている
それにここに漂う無常感はすんなり理解できる
それにしても、酒を呑むのに理屈をつけるのは
やっぱり呑兵衛のせいか