年末は懐メロを扱うTV番組を多く見かけた
特に見ようとしたわけではなかったが
耳に入ってことで2、3気になることがあった
その一つが、昔の音楽は演奏者の音が生き生きしているように思えたこと
バックのギターのリズムの刻みもはっきりしているし
歌い手さんもすごく上手い
曲自体(メロディ)も一本の旋律で勝負できるほどの彫琢がなされている
また歌詞も物語性の想像の喚起力を備えたものが多かった
つまりはプロの仕事というものを感じた
これは最近目にする大勢の人が踊って、打ち込みの音源で
ハモらずに歌う音楽的には少し幼稚なものと比較することで
際立った印象を覚えたのだと思う
時代(音楽)は変化している
だが進歩しているとは言えないのではないか?
それが、ひとこと言いたくなる世代の思いだ
気づいたことのもう一つは、歌手が大人びていること
特に女性アイドルの年齢が当時〇〇歳と表示してあると
こんなに若いのに大人びていると驚くこと仕切りだった
中森明菜とか山口百恵とか、すでにしっかりした個性と人格をもった存在で
今の子供じみたものをありがたがる傾向とは全く違っている
確かに見せ方はダンスや背景の豪華さで今風はそれなりに凄い
でも、どこか感動しない
これは昔話をしたがる老人の傾向の一つかもしれない
話は変わってラブソングを真正面から堂々と歌うのは恥ずかしいが
それは若い一時期の特権かもしれない
そのラブソングを若いビートルズが歌った一つが「And I Love Her」
たまたま、昨日若い女性にこの歌を紹介したことがあったが
彼女はこの歌を知らなかった(「Let It Be」は知っているけど、、、)
そこでスマホでYoutubeから流れるこの曲を聞かせた
ビートルズがこんな音楽を演奏し歌っているのかと少し驚いたようだった
古い音楽でも良いものは良いという当たり前の事実がここにもあった
The Beatles - And I Love Her (Official Music Video)
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