パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

知らないことは、呆れるほど多い

2025年01月16日 10時36分11秒 | ダイアリー

現在、東三河で話題になっているのが豊橋の新アリーナ建設のゴタゴタ
隣町で気になっているが詳しいことはわからない
だが先日ある会合で高校時代の同級生に50数年振りに会い
ラインの友だち登録をしていろんな情報交換をすることになった

出会った会合は、狭山事件に関する勉強会で
そこでは人権が蔑ろにされた実態が事細かく教えられ
今後、傍観者であった自分たちも何をすべきかを問われるものとなった
(勉強会後には市議会議員に声を掛けるアクションを起こした)

勉強会で人権問題に取り組んでいた同級生にあったのだが
彼は数年来問題となっていた新アリーナ建設に関しても関わっていて
ラインでしばしば市長戦後の市議会等の経過とか情報を送ってくれた

地元紙にも行く末が不透明なこの問題を連日伝えているが
さて物事の本質は何か?と今更ながら調べてみると
実は何も知っていなかったことに気づいた

物事をハコモノ行政の是非と単純化するのは好みではないので
もう少し新聞記事などを読み見直して全体像を理解しようとした
わからなかったことの一つは、事業計画の運営に関する事柄で
日本総合研究所の市場調ではPFI BTO方式では赤字予想 
BTOコンセッション方式では黒字となっていたのだが
不思議なことに最終報告書では赤字のPFIBTO方式のみが記されていた

これは3月の中置新聞に記事として紹介されていたが
2つの方法を調査したのに、なぜ黒字の方の予想を報告書に書かなかったのか
とは誰もが思うが、情けないことに自分がわからなかったのは
事業の方法「PFI BTO」「BTOコンセッション」の内容が全く知らなかったことだ
知らないということは理解できていないことなのだが
昨日、同級生から電話があって約1時間にわたって
それらの説明を受けた

それでやっと、この問題の全体像がおぼろげながらわかってきたような気がした
でも一気に多くの情報を得たので少し混乱気味で問題が脳に定着するまでには
もう少し時間が必要な気もする

それにしても、知らないことは本当に多い
知らないことを知るということはちょいと面倒なことだ
豊橋市民の間でもこの問題に精通している人は
ややこしい問題だけにそれほど多くないと思われる

問題は何も知らない人も含めて民意というものが形成されるという事実
民意は無関心の人の存在によって保たれるというのが
ハンナ・アーレントの全体主義の起源にあった一文

みんなが賢くなれば良いのだが、現実的にはそれは無理と思われる
そこで賢い人たちにしっかり考えてもらっていろいろ決めてもらう方法を思いつくが
人は賢くて公平で正義感があってというのはなかなか難しい

こんなふうに考えると落ち込みそうになるが
まずは、できることからやっていくしかないと
自分に気合をいれてみる

※気になった新聞記事はこれ↓


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