名古屋に行く機会があって、用件を終えたあとアップルストアではなく
MARUZENに立ち寄った
書店を覗くのは大好きだ
書店に行くとトイレに行きたくなる
という人がいるらしいが、幸い自分はそんなことはない
簡単に一時間位は時間つぶしができる(はずだった)
書店でいつも感じることは、なんとまあ人はいろんな事を
考えるものだということ
実際 、ジャンルの多さに呆れてしまう
ぐるぐる回って面白そうなものを探すが
月半ばにして財布が厳しくなってきたので購入は慎重に選ばねば
とブレーキをかける
科学の本 「重力波とは何か」とか「ひも理論」を紹介した本は面白そう
しかし前提となる知識とか、抽象的な思考にはついていけないかもしれない
と諦める
生物学の本も面白そう
ドーキンス関連も読まねばと思うが、本の厚さに今は気力に自信がない
歴史の本
古代史も面白そうで覗いたが
しかしどれも厚くて専門家が見ると面白そうな類
これも今はパス
もっと読みやすい本をと
音楽関係の本へ
モーツァルトやヴァーグナー関連は触手が動くが
本屋にいる割には購入のテンションは上がらずこれもパス
「フルトヴェングラーとトーマス・マン」があれば買ったかも
普通の小説の棚にやっといく
でも最近の本には興味が持てず、へんてこな詩歌の棚に
「藤原定家」の歌を集めた1000円ちょっとの本があった
京都が大好きな身とすれば、御所の北、冷泉家の元祖みたいな人物で
百人一首の選者ともなれば、今日はこれでいいか!
と思ったが、その本の左に「和泉式部」があった
パラパラと拾い読みしたがこれがなかなか良い
女性の方が感情の発露がストレートでわかりやすい気がする
しかし、昨日は妙に慎重でこれらもパス
そのあと面倒くさい、ああでもないこうでもないと抽象的な思考を
本分とする哲学・思想のコーナーへ
最近読んだ「善と悪の経済学」の中でアリストテレスやトマス・アクィナスが
紹介されていたので、手にとって見たが、これらも厚い
最後まで読みきれる自信はないのでそっと元に戻す
でもそのあとベルクソン、ハンナ・アーレント、メルロ・ポンティに
興味が移ったが、どうも昨日は気力がなくて
最終的に購入したのはNHKの語学テキストだけということになった
書店にはあらゆる分野の本がある
それらを眺めるのは楽しい
若いうちは消化不良でも何にでも飛びついて
記憶に残ろうが残らまいが関係なくそれらに挑むことができた
しかし徐々に本を読む(選ぶ)にも限定していかねば時間が
足りなくなる身となった今は、
自分のやりたいことの引き算をしなければならない
本も音楽もむかしのように雑食系ではなくて
ある程度絞った形にしないと時間が足りなくなる
音楽はモーツアルト・ベートーヴェン・ブルックナーがメイン
本はヘッセを中心に、、、
と思ったが、ネットサーフィンの様にあれこれ彷徨ってしまうかもしれない
でも基本的には「引き算」が必要なときになっているのは間違いない
あと思いの外、目がしょぼくなっているので本が楽しいと
思える時間は想像以上に短いかもしれない
これからは慎重に選ばねば、、