パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

般若心経を唱えない日

2016年08月16日 10時12分11秒 | 徒然なるままに

我が家は毎朝仏壇に食事をお供えして
般若心経を唱えることにしている
信心深くない自分が同居人とそれを一緒にしているのは
なるべく一緒に行った出来事を増やしておきたいからで
それは旅行と類と変わりない

自分が参加し始めたのは大好きだった祖母が亡くなってから
何回もするうちにそれが当たり前になってきたし
般若心経を覚えてしまった

ところが、今日はその行事がなかった
同居人に言わすれば今日はお盆で帰ってきた方々が
今はゆっくりと帰り道を歩いていて
お経を唱えても通じないからしなくても良いのだそうだ

それが本当かどうかは、正確なところ知らないが
疑っても我が家の中では良いことはない

お盆はなかなかおもしろい
精霊馬というのがあって、
キュウリの馬は、足の速い馬に乗って早くあの世から家に帰って来られるように
ナズの牛は、足の遅い牛に乗ってゆっくりあの世に戻って行くように、この世からお供物をたくさん積んで楽に帰れるように
割り箸などを使って作る

優しい気遣いだ
自分は真面目な仏教徒でもないし信心深くもないが
こういう気遣いは、嫌いじゃない
 

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2人のロナウド

2016年08月15日 08時26分44秒 | サッカー

根拠はなく、なんとなくの印象に過ぎないが
サッカー界のロナウドのシュートの距離について

ロナウドは自分らの時代は前歯に隙間のある
ブラジルの怪物の事だった
とんでもなく速く陸上選手並みのスピードで
ぶっちぎるまさに怪物だった

現在はロナウドと言えば少しばかりナルシストのクリスティアーノ・ロナウド
彼もまた類まれな身体能力の持ち主
高い打点のヘッドや無回転のシュートなど
半端じゃないシュート力に呆れる

この2人の動画を見ると、ブラジルのロナウドは
なんとなくキーパーをかわしてシュートというシーンが多い
ドカンと強烈なシュートというよりも
ゴール前でキーパーを抜いて優しくシュート
そんなイメージ(つまりゴールまでの距離が短い)
キーパーをかわせば点は取れるわな!
そんな風に思ったものだ
もっともそんな状態まで持っていくことは大半の選手ができないが

一方、CR7の方はイブラヒモビッチと同様にスーパーなシュートが多い
劇的さではイブラヒモビッチには負けるかもしれないが
確率の高さではCR7はすごい
わかっていても止められないというのがキーパーの心情か

でも、どんなにすごくてもCR7は好きじゃないな
人間的に少しおかしくても元祖怪物のブラジルのロナウドの方が好き

いや好き嫌いで言えば、イブラヒモビッチが好きだ
とんでもないアクロバティックなシュートをするし
そんな時は笑ってしまうしかない
そのイブラヒモビッチはブラジルのロナウドにあこがれていたらしい

それししても、彼以後ブラジルはストライカーがでないな
程々はでても化物みたいなのは今のところ彼が最後か
ネイマールもちょっとストライカーとは違う

2人のロナウド
ただCR7のコンスタントに成績を収めるところはすごい
今年はチャンピオンズリーグで優勝したし、ユーロでポルトガルが優勝したし
バロンドールは早くもCR7で決定か

 

 

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ブラジルのサッカー

2016年08月14日 20時21分26秒 | サッカー

あまり強くもないし、面白くもない
たった今ブラジル対コロンビア戦を見た(録画)
それが第一印象(ブラジル2−0コロンビア)
南米同士の戦いらしく一見熱い戦いのようだが
古いタイプの戦いに見える 

オリンピックはサッカー界にとってそんなに重要な大会ではない
年齢請願のあるカテゴリーの戦いのひとつにすぎない
ヨーロッパチャンピオンズリーグとかユーロを見た目には
そのクオリティには不満足だ

ひところはブラジルと聞いただけで相手はビビったものだ
しかし、最近のブラジルのチームは現代サッカーに対応しきれていないい
まず気づくのがDFからのつなぎがあまりうまくない
はっきりしたプレーといえば聞こえが良いが簡単にクリアだけしてる
攻撃も時にセンスを感じさせるが個人頼りに終始
イマイチだな

それで、今度の五輪代表選手の出身チームをみると
案の定ヨーロッパのチームからではない選手が多い
ヨーロッパサッカーの時間とスペースのないサッカーに慣れていない
というか、体験していない一昔前のサッカーに見えて仕方ない

もっともオリンピックは相手の良さを潰すより
自己主張の強い戦いになるのが普通らしいから
結果が出てしまったりすると、もっと将来には悪いことになってしまうかもしれない

アルゼンチンのFWが各国の得点王になったり
チリがコパ・アメリカで優勝したり
バロンドールがブラジルからでないのが続いたり
正直、今のブラジルはタレント不足

日韓の時のロナウド、リバウド、ロナウジーニョ、カフー、ロベルト・カルロス
あの時は強かった
今はネイマールだよりだが彼もまだメッシの域には達していない
えげつなく点をとるとかスーパーなプレーを連発するとか
そうしないと単に上手い選手だけで終わってしまいそう

ブラジルの低迷は暫く続くかも
 

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お互いさま

2016年08月14日 06時11分41秒 | あれこれ考えること

確か「ためしてガッテン」だったと思うが
渋滞を無くす方法は車間距離を適度にあけたままにするのが良い
というのが、数台の模型を使って放映された

でも世の中にはノロノロ運転する人もいる
車間距離をキープするのは案外難しい
お盆の恒例の渋滞のニュースがあるからなのか
面白いページを見つけた

渋滞はなぜ起こる?東大教授が解明した「渋滞を解決する方法」

渋滞には「起きなくていい渋滞」と「どうやっても起きてしまう渋滞」があって
前者は、車間距離を適度にとることで解消されると説明している
(正確にはもう少し違う要素も入るが)

いつものことだが、このページの本質的な部分(渋滞)とは関係のない部分が気になった

それは、ドイツ人の間での「お互いさま」という感覚のこと
以下に抜粋して紹介すると

私はドイツに住んでいたのですが、ドイツというのは州ごとに休暇が全部違うんですね、フランスもそうです。カレンダーに赤、黄色、青って色がついていて、赤はこの州が日曜日、黄色はこの州が休みとか。だから国民全部が一斉に動くことがないんです。例えば冬はみんなスキーに行きたい、みんなが一斉に動くと渋滞するけど、分散していれば車の量も減るんです。

でもそれを言ったら、国民から全否定されちゃって。日本人は真面目だから、関東と関西で休暇をずらすとしますよね、そうすると関東の会社が関西の会社と取引してたら、「来週までにお願いします」と言っても「こっちは休暇だから」ってことになる。「それなら取引はナシに…」ともなりかねない。

ドイツはどうしているかというと、「休暇だから」と言うと「しょうがない、じゃあ待つわ」って。それはお互いさまだからなんです。
 

ここまで引用

以前からドイツはウアラウプは時期をずらして実行されていると聞いていたが
合理的な思考と、それに従うあの国らしい光景だ
だが、「お互いさま」の感覚が、日本人のそれとは少し違うようだ
そういえば、ドイツ人は残業を余りしないと聞いたことがある
その日のうちにやり遂げなければならないことがあっても
時間通りに終わってしまうらしい(確かなことではないかも知れないが)
なんでもそれは自分がしなくても誰かがやってくれるから
堂々と帰ることができるというものだ (これもお互いさま)

それが良いか悪いかは、国民性によるものだが
こんな考え方があるということを知ることは多分無駄なことではない

ドイツは好きだが、ドイツばかりを賞賛するわけでない
でも上のような考え方や、実際にできていることを思うと
少しうらやましい気がしてしまう 


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強いものが勝つ残酷な美しさ

2016年08月13日 15時47分12秒 | 徒然なるままに

リオ・オリンピックの真最中
日本はまずまずの成績でテレビも騒がしい
日本人選手が良い成績だとワクワクするが
自分としては、サッカーがもう少しあのチームで戦うところが見たかった

第1戦は予想外の点の取り合い
ちょっと本来の姿ではなくバタバタした
アフリカ人の身体能力の凄さは真に経験したことがないから
戸惑ってしまったのだろうか
オーバーエイジは海外経験のある選手でないと結果的にきつかった 

第2戦は勝っても良いゲームだった
出来としては日本のほうが良かった
しかし、勝てなかったとこが問題 

第3戦、スウェーデン戦
3ラインがきっちり出来て守備はしっかりしているスウェーデンだったが
何か体が重そう
しかし、背が高い
そして世界は広い、いろんなサッカーのスタイルがあるものだと再認識 

結果的はナイジェリア・コロンビア・日本・スウェーデンの順
リーグ戦をこなしたから、結果は偶然というより正確なチームの
実力を反映しているものとも思える
(しかし、スウェーデンにイブラヒモビッチが出ていたら、、
というか、イブラヒモビッチ見たかったな、、
 そして日本の若者が彼と戦ってどんな体験をしたかと思うと残念で仕方ない) 

オリンピックは4年に一度
この4年という時間が重い
自分の選手生活のピークに大会を迎えられる人
せっかく必死に努力をしていても寸前で怪我や負傷する人がいる

勝負の大半は残酷なほど強いものが勝つ
それは才能ある者が人一倍の努力をしているからこそのことだが
しかし時に、神様の気まぐれは少しだけとんでもない事を演出する

だから勝負はやってみなければわからない
というのではなく、本当に気まぐれとしか思えない 

強いものが勝つ
これは、面白く無いかもしれないがある意味美しい
その普段の努力を想像するなんてことなどしなくても
単純に、強いものが勝つ 
これは厳しい現実で、その厳しさ故に美しい

もっとも、その勝負以降の選手の人生に
勝負がどのような影響を与えるかは、
また神様のさじ加減で色々あるかもしれない

 

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秋のきざし

2016年08月12日 19時36分19秒 | 徒然なるままに

虫の声が聞こえた
立秋を過ぎたというが、自然はもうこんなに季節を
移ろうとしている

日が昇るのも遅くなり、沈むのも早くなってきている
照りつける太陽の光も、どこか残酷な色というより
どこか盛りを過ぎた感じで不意に淋しさを誘う

秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる
(古今集 藤原敏行朝臣) 

ほんと、そんな感じ
昔の人は上手いこと言うものだ 

昔の日本人(お公家さん階級)は随分柔らかな感性と
余裕のある生活をしてたんだな、、 

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エスノセントリズム

2016年08月11日 11時06分53秒 | あれこれ考えること

気のせいか、どうも日本という国は他国と比べて優れている
といったような報道、情報が多いなと感じたりする
他愛もないサッカーW杯の応援の後にゴミ片付けをして帰ることとか
電車の中で落し物をしてもそのまま返って来るとか
その他色々

自分も日本人だからそういう報道に触れて気分が悪いはずがない
ところが、少しへそ曲がりなので、若干の違和感を感じたりすることがある
それは、だから日本民族は他より優れているのだ
とまで行きそうな 気配を感じる事があるから

どんな民族にもどんな地域にも、そこで試行錯誤で育ってきたルールみたいな
ものがあって、よく話を聞けば、一見不合理と思われることも
納得できるものがあったりする
もちろん、残念ながら教育水準が低くてまだ途中経過のところもある

しかし、だからといって自分たちだけが優秀だとは思えない
優秀か優秀でないかは、相対的なもの
また価値判断の基準が違えば評価だって違ってくる

なんてことをツラツラ思っていたら
エスノセントリズムという言葉に出会った
ウキペディアによると、自民族中心主義、自文化中心主義
社会進化論ウィリアム・サムナー (William Graham Sumner) の造語で、
自分の育ってきたエスニック集団(族群)、
民族人種の文化を基準として
他の
文化を否定的に判断したり、低く評価したりする態度

なるほど、何か多くなりつつあると感じるのはこのせいか 
本当に世界全体の文化とか哲学を知ることなしに一方的に感情的に
自分たちだけが優れているとする思考法
これは耳障りが良いだけにその危険性に気づかない可能性がある

メディアはこの危険性に気づいているのか
いや、美味しい話題として人々に供給し続けるのか

それにしても、オリンピック報道
こんなに大騒ぎする国って他にあるものだろうか
夏の甲子園の球児たちは話題は全部オリンピックにいって
少しかわいそうだな、、 


 

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芭蕉の句碑(元善光寺)

2016年08月10日 08時11分08秒 | 旅・旅行

家にいたらエアコンをつけっぱなしが予想された昨日
電気代を節約するために涼みにでかけた
(と言ってもガゾリン代を使うから元は取れないが〉

出かけた先は飯田
新城市から100キロちょっと
長野県は「さわやか信州」の言葉通り
光や空気が違う
確かに暑いのだが、暑さの質が違う

と言っても飯田市に何があるのか知らないから
つまりはいい加減なドライブと時間つぶしというわけだ

看板に「元善光寺」という文字を見つけて
そこに行くことにした

長野市の善光寺は知っているが、飯田市の寺に「元」の文字がつく理由がこの由来によるものとは、、

でも寺全体はこじんまりとしたもの、拝観もあっという間に済んでしまう
戒壇巡りも、真っ暗な何処まで続くか不安を覚えさせるということはなく
あっさりと終了してしまう

句碑が2つ建っていた 芭蕉の名が刻まれている

●淋しさは人にこそよれ鳴く蛙

●うらやまし浮世の北の山桜

さすが芭蕉  なんかよくわからないがいいぞ
何故ここに芭蕉の句碑があるのかなどは関心なし

昔の人は車があるわけでもなし、ひたすら歩いて移動したわけだが
とんでもなく根気と体力があったものだとつくづく感心する

ところで、自分の住んでいる新城市にも芭蕉の句碑がある

●こがらしに岩(いわ)吹きとがる杉間かな

●夜着(よぎ)ひとつ祈出(いのりいだ)して旅寝かな 

新城市の俳人 大田白雪に案内されて
鳳来寺山に来た際に読まれたものだという

これも、よくわからんがいいぞ

それにしても、暑い
年々夏が嫌いになっていく、、
 

 

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いただきもの三連チャン

2016年08月08日 08時53分56秒 | 徒然なるままに

「ほい、あんたんとこ、きゅうりあるかん。
 たくさん出来たで取りにおいでん!」

昨日午前中に突然かかってきた電話 
同居人が親しくしている人からだ
早速ありがたく大きなきゅうりをいただいてきた

夕方、ピンポーンとベルの音
とうもろこしを持った女性が!
珍しいひとだ、もしかしたら我が家には初めての人かもしれない
名倉でつくったとうもろこしを茹でて届けていただいた

その数分後またピンポーンの音
今度はお隣さん
「今日釣ってきたものだけど、、、、」
「三枚おろしできる?出来なかったら、、やってきます」
手には鯖を包んでいる
「すみません、出来ないので、、、」
「分かりました、また持ってきますね」 

結局、三枚おろしにした新鮮な鯖をいただくことになった

一日に3つもいただきもの 

田舎ではこんなことがいつもある
とてもありがたいことだ
シーズンの野菜や果物が、誰かから順番にいただける

それは多分同居人の人柄のおかげが大きい
自分は情けないくらい近所の人の名前も状況も知らない
(最近は少しづ解消してきたが)

やっぱり、ご近所付き合いはいい
我が家は何も育てていないので、そのかわり?時々同居人が
路の雑草取りをしている
そういえばひとつ離れた家の方も路の雑草を取っていた

みんな言われてやっているわけじゃなく
そんなのは当たり前という感じでやれている
やっぱり田舎はいい
蝉の声も聞こえて夏らしいし、、、
小学生・中学生は屈託なく挨拶するし、、、
(中学生は少し恥ずかしそうな子も出てきたが、仕方ないか)

 

 

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憧れのバイロイト

2016年08月06日 09時04分25秒 | 徒然なるままに

ツイッターで江川紹子さんがバイロイトにいるような投稿が続いている
単純に羨ましく思う
最近自分のパソコンの壁紙はこれ

バイロイト祝祭歌劇場に向かっての風景だ(昨年4月に撮影したもの)

この街にはヴァーグナーの楽劇に関連する名のついた通りが幾つもある
シークフリートとかマイスタージンガーとか、、
それだけでなんとなくウキウキ・フワフワした気分になったのが40年前

「チケット探してます」
と手書きで、ひょんなことから同行することになったおばあさんと一緒に
会場付近に並んでいたところ、ダフ屋さんが声をかけてきて
そんなに高くない金額でゲットできた

手にしたのはシェローとブーレーズのフランス人コンビの指輪
ところが指輪ならあのヴィーラントの抽象的なのが見たかったので
違う演目に交換してもらった(このシェローの演出は読みなおしの元祖?でとても話題になった)

交換してもらったのは、トリスタンとイゾルデ、それとパルジファル

今にして思うと本当にラッキーだった
今はなかなかチケットが手に入らないみたい、、

しかし、江川紹子さん、いいなあ
あの中でもう一度見て(聴いて)みたいものだ 

 

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