■師団祭総合予行の迫力
第3師団の方に今まで行って良かった行事は、と問われましたが、第3師団祭は展示を間近に見れる最も凄い行事です。あと師団に10式戦車中隊でもあれば更に良いのですが。
89式小銃を手に突撃する第37普通科連隊の小銃手、EOS-7D連接のG3Xにより撮影しました。迫力の情景は状況に迫る事が出来る予行の撮影条件ならでは。そしてG3Xの設定を間違え、広大な駐屯地並のズームとともに撮影した事で、妙に迫った構図となりました。
第3偵察隊の情報収集開始、87式偵察警戒車が25mm機関砲と共に進出し、偵察オートバイと協同します。千僧駐屯地祭は日曜日の祈念式典に加えて土曜日の総合予行も一般公開していまして、この総合予行では本番での招待席や報道席も一般に開放されています。
ティーガー軽装甲車とBTR-82装輪装甲車と共に我が国土を占領し、陣地構築を行う仮設敵、仮設敵部隊は更にT-74戦車を展開させ、周りにはAK-89を持つ仮設敵が射撃準備を完了、千僧浜へ海岸堡を構築、増援部隊を以て内陸地方への侵攻へ展開しようとする様子だ。
NBC偵察車が展開、仮設敵部隊は化学兵器により沿岸部を攻撃し、我が反撃を牽制する。一見荒唐無稽に見えますが、北朝鮮がマレーシアでの暗殺工作に神経ガスVX剤を用い、ロシアがイギリスで神経剤ノビチョックを使用、化学戦はここ数年間、現実に起きている。
AH-1S対戦車ヘリコプターが化学兵器を使用した仮設敵部隊に対し攻撃を加える、老朽化による用途廃止が続き定数割れの部隊が大半となっていますが、航空打撃力は島嶼部防衛等昨今の防衛戦略具現化にも必須であり、この問題は正面から取り組まねばなりません。
74式戦車2両が進出する、第3師団の第3戦車大隊には2個中隊の74式戦車が装備されている。実は第3偵察戦闘大隊創設が地域配備師団改編と共に創設されるもののその場合の第3戦車大隊の去就は決まっていない、ともされ一定期間維持の可能性が出てきました。
戦車大隊維持の話題は舞鶴グリーンフェスタにて。同じ日に挙行の福岡第4師団祭では第4戦車大隊と第4偵察隊が統合され第4偵察戦闘大隊が創設されていますが、第4師団は西部方面戦車隊の支援を受けられるのに対し、中部方面戦車隊が無い現状が反映されるのか。
軽装甲機動車、いやティーガー軽装甲車が反撃を試みます。軽装甲機動車の配備が開始されたのは2001年ですが、この規模の装甲車はロシア軍のティーガー軽装甲車や、開発時に参考としたフランスVBLも大型化させたPVPを開発する等、一つの潮流となっています。
FH-70榴弾砲の支援下で74式戦車が前進する。自衛隊の師団は編成規模で先進国では冷戦時代のフランス師団と並び最小規模でしあが、師団砲兵と戦車大隊と戦域防空ミサイルを有していたのが特色でした、が、現在、単なる名前だけの師団となりつつある現状ですね。
普通科隊員の突撃、戦闘防弾チョッキ3型を装備し89式小銃と共に攻撃します。考えてみますと、当方が撮影を始めて以来、戦闘防弾チョッキ、同2型から3型へと短期間で更新されてゆきました、年々軽量化と動きやすさが配慮されている、という印象を受けますね。
仮設敵が突撃終了かと感じる刹那に逆襲を試みるも即座に制圧、ここに状況は終了となりました。第3師団祭の展示は会場の狭さを逆に活かした迫力なのですが、その迫力を伝えるには高性能の一眼レフと共に五感を駆使し被写体の気迫に挑む事が、重要となります。
第3師団祭総合予行、実は本番よりもかなり混雑度が低いのです。無論、来賓と師団長さんは代理ですが、副師団長から小銃手までは全員本番と同じ、こっそり師団長も視察していたりします。自衛隊行事では例年過度に混雑が進む中、お勧めの行事といえるでしょう。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
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(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
第3師団の方に今まで行って良かった行事は、と問われましたが、第3師団祭は展示を間近に見れる最も凄い行事です。あと師団に10式戦車中隊でもあれば更に良いのですが。
89式小銃を手に突撃する第37普通科連隊の小銃手、EOS-7D連接のG3Xにより撮影しました。迫力の情景は状況に迫る事が出来る予行の撮影条件ならでは。そしてG3Xの設定を間違え、広大な駐屯地並のズームとともに撮影した事で、妙に迫った構図となりました。
第3偵察隊の情報収集開始、87式偵察警戒車が25mm機関砲と共に進出し、偵察オートバイと協同します。千僧駐屯地祭は日曜日の祈念式典に加えて土曜日の総合予行も一般公開していまして、この総合予行では本番での招待席や報道席も一般に開放されています。
ティーガー軽装甲車とBTR-82装輪装甲車と共に我が国土を占領し、陣地構築を行う仮設敵、仮設敵部隊は更にT-74戦車を展開させ、周りにはAK-89を持つ仮設敵が射撃準備を完了、千僧浜へ海岸堡を構築、増援部隊を以て内陸地方への侵攻へ展開しようとする様子だ。
NBC偵察車が展開、仮設敵部隊は化学兵器により沿岸部を攻撃し、我が反撃を牽制する。一見荒唐無稽に見えますが、北朝鮮がマレーシアでの暗殺工作に神経ガスVX剤を用い、ロシアがイギリスで神経剤ノビチョックを使用、化学戦はここ数年間、現実に起きている。
AH-1S対戦車ヘリコプターが化学兵器を使用した仮設敵部隊に対し攻撃を加える、老朽化による用途廃止が続き定数割れの部隊が大半となっていますが、航空打撃力は島嶼部防衛等昨今の防衛戦略具現化にも必須であり、この問題は正面から取り組まねばなりません。
74式戦車2両が進出する、第3師団の第3戦車大隊には2個中隊の74式戦車が装備されている。実は第3偵察戦闘大隊創設が地域配備師団改編と共に創設されるもののその場合の第3戦車大隊の去就は決まっていない、ともされ一定期間維持の可能性が出てきました。
戦車大隊維持の話題は舞鶴グリーンフェスタにて。同じ日に挙行の福岡第4師団祭では第4戦車大隊と第4偵察隊が統合され第4偵察戦闘大隊が創設されていますが、第4師団は西部方面戦車隊の支援を受けられるのに対し、中部方面戦車隊が無い現状が反映されるのか。
軽装甲機動車、いやティーガー軽装甲車が反撃を試みます。軽装甲機動車の配備が開始されたのは2001年ですが、この規模の装甲車はロシア軍のティーガー軽装甲車や、開発時に参考としたフランスVBLも大型化させたPVPを開発する等、一つの潮流となっています。
FH-70榴弾砲の支援下で74式戦車が前進する。自衛隊の師団は編成規模で先進国では冷戦時代のフランス師団と並び最小規模でしあが、師団砲兵と戦車大隊と戦域防空ミサイルを有していたのが特色でした、が、現在、単なる名前だけの師団となりつつある現状ですね。
普通科隊員の突撃、戦闘防弾チョッキ3型を装備し89式小銃と共に攻撃します。考えてみますと、当方が撮影を始めて以来、戦闘防弾チョッキ、同2型から3型へと短期間で更新されてゆきました、年々軽量化と動きやすさが配慮されている、という印象を受けますね。
仮設敵が突撃終了かと感じる刹那に逆襲を試みるも即座に制圧、ここに状況は終了となりました。第3師団祭の展示は会場の狭さを逆に活かした迫力なのですが、その迫力を伝えるには高性能の一眼レフと共に五感を駆使し被写体の気迫に挑む事が、重要となります。
第3師団祭総合予行、実は本番よりもかなり混雑度が低いのです。無論、来賓と師団長さんは代理ですが、副師団長から小銃手までは全員本番と同じ、こっそり師団長も視察していたりします。自衛隊行事では例年過度に混雑が進む中、お勧めの行事といえるでしょう。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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