イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

まだ寝てる 帰ってみれば もう寝てる (愛の領域⑰)

2010-05-15 | 第七章「光と復活体」
 サラリーマン川柳(第一生命)で、記憶にある川柳が「まだ寝てる 帰ってみれば もう寝てる」である。調べてみたら、1990年代中ごろの作品であり、丁度私が40歳台前半で仕事に没頭していた時期であった。
 
 この川柳を何故記憶しているかは、やはり当時の心象と繋がりがあるようだ。

 家族との語らいなどは二の次。家庭をある意味で無視し、仕事優先させる。仕事も、自分の業績に熱中する。ある意味では生き抜くためのエネルギーそのもので責められないが、自分中心で何か空しいものも感じる。
 
 新約聖書では、良く徴税人が出てくる。ローマ人でもないのに税金を搾り取る仕事につく人である。人の持つ搾取性を具現化したような仕事である。当時の私も、何かそんな感じであったのだろうか。あるいは、そういった搾取性のある世界にウンザリしていたのだろうか。
 
 今当時のことをいろいろ思い出すと、やはりちょっと変だったようだ。その自分が平静を取り戻したのは、何故だったのだろうかと思う。理論的にいうと、次の3つのことを考え始めたからだと思う。

 1.自分は何のために生きているのか?
 2.生き甲斐は何か?
 3.自分の身体、こころ、魂を大切にしているか?

 この川柳は、自分にとって懐かしい日々を思い出させてくれる。苦い記憶でもあるが、今思い出すと大きな恵みの時だったかもしれない。

愛の領域⑰(1億2千万人のための生き甲斐の心理学) 57/60)

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