イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

不安を平安にする≪幸福スイッチ≫その2!(感情の世界⑤)

2010-05-24 | 第八章「魂と聖霊」
 日々の大半の不安感が、うまく思考・行動に結びつき、一歩一歩何か良い方向に向かっているなあと思える時は良いが、過去や未来からの不安で頭がいっぱいになったり、ふと、何のために生きているかと自問自答が深まったりすることがある。

 転機なのだろう。ただ、その時思いつくままに行動をすることがベストとは限らない。また、過去からの不安が、意外とあてにならないこともある。例えば、私は若いころから仕事の関係で、車の運転をすることが多かった。

 ところが、6歳のころに幼友達と登校中、その友達が道路に飛び出しオートバイに轢かれ、亡くなってしまった経験があった。そのことが、こころの傷となり、運転そのものが嫌いになるだけでなく、仕事をする上で時に自己否定的な傾向を生み出していたようだ。

 その事件の自分なりの解釈が、無意識の世界を含めて、どこか病的であったと思う。生き甲斐の心理学を勉強し始めてから、その事件が自分の深層で影響を与えていることに気づいたのだ。もう50年くらい事故から経っていた。そして、ある日偶然その事故現場を通りがかったとき、何ともいえない深い感情が湧き起こり涙が出た。その幼友達のことを、こころから受け入れたのだろう。

 単に、意識的な解釈を変えれば良いというのではなく、無意識の領域での解釈の変化もきっと重要なのだろう。回答は自分の中にあるという深い意味を知った。

 6歳のころに幼友達と登校中、その友達が道路に飛び出しオートバイに轢かれ、亡くなってしまった経験は永久に変わらない。ただ、自分の中の解釈は時に変えられる。解釈を変えることで、不安は平安となる。

 その幼友達を最後に見た時、彼は黄色い帽子をかぶっていた。その影響か、以降黄色に何かこだわりが、ずっと続いていた。その黄色を、今はこのブログでも心の底から好んで使っている。黄色は、自分にとって≪愛とゆるし≫の象徴なのだ。

感情の世界⑤(見えないものを観る、聞こえないものを聴く) 6/60)

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