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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

感情は人生の道しるべ!(感情の世界⑥)

2010-05-25 | 第八章「魂と聖霊」
 感情というのは不思議である。生まれてから今までの感情を思い出してみると、本当にいろいろな感情が湧いているのが判る。暗い感情も(通常理想と現実のギャップから生じると言われる)、悲しみ、疑惑、不信、孤独、嫌悪、不安、焦燥感、自堕落、劣等感、罪悪感、怒り、嫉妬、不健康感、・・・・と多様である。

 今日は、朝から何でこうした多様な感情が存在するのかと考えている。自分の孫を生まれてから毎月見ているが、成長と共に感情が豊富になっているようだ。何で多様なのだろうか。我が家の飼い犬のノコちゃんも様々な表情を見せる。犬でも多様な感情がある。

 感情は、浅い感情もあれば、何か魂とか生命そのものといった深いところから染み出てくるような感情もある。ロボット開発のための感情モデルだけではないように思う。感情研究は科学だけでなく、哲学や宗教の対象でもある。
 
 何か成長に関わる意味のようなものがあるように思える。心理学でもそのような志向性は大事にすべきだと思う。

 孤独感は何処かで愛の道しるべになり、憎しみは友愛への道しるべかもしれない。絶望感は希望・・・そんなことを考えているうちに、日本語の反対語、特に感情についての言葉に興味をもってしまった。感情の特性が反対語の考えに意外と現れているのかもしれない。

 憎しみの反対は愛。確かに、これらの感情の質を考えると似ているように思う。

 湧き起る感情そのものを味わう。不快な感情でも、耐えられるときに味わい、その意味を考えると意外な発見がある。今まで考えても見なかった自分の姿が見えたことも。意識、無意識を越えて、自分のこころの底からのメッセージのようだ。人生の大事な選択にも役立つと思う。

 感情に流されるのではなく、それを情報としてしっかり味わう。

(このシリーズは「生き甲斐の心理学」(5章6章を参考にしています。U先生ありがとうございます。)

感情の世界⑥(見えないものを観る、聞こえないものを聴く) 7/60)

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