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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

自分の理想を時に点検してみよう!(幸福曲線を辿る ③ 5/10)

2014-09-01 | 第七章「光と復活体」

 今日の「花子とアン」は戦時下の文士の会合についてであった。怖い女流作家さんも時代に乗って元気に変身し毒気をはいていたようだ。昨日観た「アンの結婚」というDVDもモンゴメリの原作とは違うオリジナル映画であったが、やはり戦時下の作家希望アンの厳しい活動を描いていた。

 生き甲斐をもとめ、運よく自分なりに理想に近い職業に就けたとしても、時代の流れの中、自分の思うようにはならない。自分の理想と現実のギャップが開くばかりということもあるのだろう。今は、昔の私たちのころの就職事情と比べようのないほど変わってしまった。理想どうり(昔のような)にはなかなかいかない。

 時代と場所は変わるが、今、歴史学者・古田武彦氏の「人麻の運命」を読んでいるが、日本の大変革の7-8世紀を生きた歌人・柿本人麻呂も才能に恵まれ豊かに花開くが、時代の流れの中で晩年は悲惨な生涯(傍目には)を送ったようだ。そんな人もいて、いろいろ考えこんでしまう。

 自分の理想をどう持つか、人は自分の思ったとおりの人になれる・・・そういう人類の叡智は確かかもしれないが、理想の持ち方一つで幸福が訪れたり悲劇が訪れたりするのも確かだ。中には自分が悲劇をまき散らしていることを自覚しない不健康もある。自己愛の問題だ。

 幸福感の反対のストレス曲線はウツ。希望する職業になかなかつけない、希望する仕事がなかなかできない。そんな中、何か月も理想と現実のギャップに悩まされるとすると、健康すらおぼつかなくなることもある。理想自体の点検も時には必要。これは「生き甲斐の心理学」を学んで得た大切な智恵であった。

 しかし、他人が介在する社会的な職業や仕事はままならなくても、その理想に至る、自分なりの真・善・美(お金?は別)の世界は大切にしたほうが良い。自分なりの真・善・美を満足できるチャンスは時間の流れの中で来ることがある。

 それと、U先生の「生き甲斐の心理学」のテキストの第一章にある「愛の領域」自己愛パースナリティ障害の問題は、誰も学校や会社で教えてくれないが(私の場合は)、とても大事なので理解しているほうがいい。理想の持ち方が変だと悲劇を招くこともあるのだ。心理学の勉強する時間がないいう方には、「自己肯定・他者肯定の世界。Win-Winの世界を忘れない」ということだけでもいいかもしれない。

幸福曲線を辿る ① 5/10

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