イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

謎の行動をする人にどう向き合うか?(私とあなた ② 5/10)

2014-09-21 | 第八章「魂と聖霊」

 今日は日曜日なので「花子とアン」は放送されない。そして某所で「銀河鉄道の夜」の読書会があり、参加することになっている。そんなことで、今日はいつもと違って、頭は宮沢賢治のメルヘンの世界である。

 宮沢賢治の世界は何か不思議で私にとっては疲れる世界である。例えば、鳥を捕る人とか良く判らない登場人物が沢山でてきたり。

 深層心理学の世界では『自分以外の人は驚きの対象』といわれるようだが、本当にそんな感じである。しかし、ある登場人物はストレスを感じるタイプだったり、反対になにかホッとするタイプだったりする。

 日常の中でも、いろいろな人に遭遇する。そして、その時々にストレスを感じたり感じなかったりするが、分類すると二通りあるように思う。ひとつは、その人となりを理解しているケースで。何かいらっとするものの思考や行動、感情がなんとなく掴める場合だ。

 それに対し、親しい関係でもなく、眼に見える行動以外よく判らないケースもある。そして、ある行動にあっと驚いたり怖くなる場合だ。電車で奇声をあげたりするひと。夜道で背後から猛スピードで自転車で追い抜く人。・・・

 こうした時、私もそうだが、その人を拒絶するのが普通である。しかし、仕事の関係とか信条の関係から拒絶できない場合もある。こうしたとき、その人に近づくためにはどうしたらよいか?私は、U先生の「生き甲斐の心理学」(臨床心理学の知識が基盤)を学び、福祉の仕事をしたころがあるが、その時とても役立った「生き甲斐の心理学」の知識がある。

 それは、すべての人の行動の裏には、それをしなければならない本人なりの理由があるということだ。ロジャースの命題7で学術用語で難解だが引用してみよう。『行動を理解するために、もっとも有利な観点は、その個人自信の内部的照合枠から得られるものである』。

 行動自体に驚くより、背後の行動を起こした「考え」に想いを巡らせることから、その人に近づくことができる。

 宮沢賢治の世界にでてくる、例えば鳥を捕る人。何故サギを捕まえたり、カムパネルラに「ただのお菓子でしょう。」といわれ慌てたか。シュールな人と突っぱねるのではなく、その背後の思想に想いを巡らせると、きっと宮沢賢治の世界がみえてくるのだろう。

私とあなた ② 5/10

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ 人気ブログランキングへ <・クリック応援いつも感謝しています! o(^▽^)o