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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

お互いの生き甲斐を気遣う!(私とあなた ② 6/10)

2014-09-22 | 第八章「魂と聖霊」

 「花子とアン」もいよいよ最終週。今朝はBSとデジタルで二回拝聴してしまった。

 亡父吉平の残した葡萄酒。父吉平の死と、母のその後の身の振り方。花子の翻訳の仕事と夫の気遣い。白蓮さんの絶望に気遣う夫龍一の気遣い。妹かよの生き甲斐。

 心の健康のためには生き甲斐をもつことが大事だと、U先生から習うが、まさに今日はその生き甲斐の問題・オンパレードだった。

 さて、私の縄文熱が、今回は吉平さんの葡萄酒づくりに反応してしまった。

 実は、縄文中期(約5500年前~4500年前)に登場する有孔つば付土器だ。上質の粘土でつくられ、どうも黒や赤の漆が全面に塗られていたようでもある。さらに女神の像などもついていたりしているが、何の用途で使われたのかが研究者の論点になっているようだ。

 太鼓等の楽器として使われていたという判りやすい説もあるが、酒造りの土器という説に私はひかれてしまう。縄文時代からお酒があり、祭りなどで縄文人が楽しむために最新の叡智をあつめて作った酒造り用土器。そういう風に考えると楽しくなる。

 私の住処の近くにも縄文遺跡があるが、例えばNo.72遺跡にもこの土器の破片が見つかっている。土器に張り付けられた女神の顔の部分。小孔が穿たれた上端部やつばの部分も。この土器は、技術や芸術性の面で高く評価されていて、今から概ね5000年前とかでは、長野・山梨(そして、多摩にも伝搬)は世界的な土器製作レベルだったようだ。

 お酒だけが生き甲斐は問題かもしれないが、楽しく語り合う様々な場に使われた有効つば付土器。その子孫である私も、お酒は好きなほうである。

 蛇足だが、生き甲斐を持つことはお酒以上に万病の薬のようだ。「自分は何のためにいきているのか?」「生き甲斐は何か?」こんな自問自答は、大変な時こそ大事なのだが、本人はそれどころではないことも多い。そんな時に、優しく的は外しているかもしれないが(やはり生き甲斐の問題は自分でしか判らない)気遣うことは大事なのだろう。

私とあなた ② 6/10

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