鶏胸肉を低温で茹でてカルパッチョにしてみました。
鶏胸肉の中は生に近い状態。
生ではないのでカルパッチョと呼んでいいかどうかわかりませんが。
味付けはエスビー食品『FAUCHON シーズニングミックス カルパッチョ』。
成分は、岩塩・ごま・ホワイトペッパー・砂糖・デキストリン・
粉末酒・レッドペッパー・レモン果汁パウダー・ディルなど。
付け合わせは湯通ししたほうれん草、オクラ、金時豆。
こちらにもシーズニングミックスを振りかけてみました。
食べてみたら、生のような肉の中央部分はそれなりに火が通っていて、
面白い食感・味わいでした。
ところで、「カルパッチョ」についてですが、ウィキペディアによると、
「カルパッチョ(Carpaccio)は、生の牛ヒレ肉の薄切りに、
チーズもしくはソースなどの調味料をかけた料理の総称である。」
とありました。さらに起源について、
「イタリアの画家であるヴィットーレ・カルパッチョが薄切りの生牛肉に
パルミジャーノ・レッジャーノをかけた料理を好んだことから、
彼の名を取ってカルパッチョと呼ばれているという説がある。
また、彼の独特の赤色を基調とした作風が、皿に並べられた
薄切りの生牛肉の色彩に類似しているためにその名があるとする説もある。
第3の説として1963年(1950年の説も)、ヴェネツィアでの
ヴィットーレ・カルパッチョ生誕500年回顧展の期間中に、
同地のレストラン「ハリーズ・バー(英語版)」で考案された料理との説も知られている。
前の2つの説がヴェネツィアの伝統料理であるとの前提に立っているのに対し、
本国イタリアで定着している第3の説は、近年の創作料理であると主張している。
イタリア版ウィキペディア(it:Carpaccio (gastronomia)) では、
ハリーズ・バーのオーナーシェフで、カクテル「ベッリーニ」「ロッシーニ」の考案者としても
知られるジュゼッペ・チプリアーニ(イタリア語版)が、ヴェネツィアで開催された
ヴィットーレ・カルパッチョ生誕500年回顧展に因んで、カルパッチョ絵画の特徴とされる
美しい赤と白の対比を、生牛肉とマヨネーズベースのソースで表現したものとされている。
チプリアーニが<カルパッチョ絵画の赤>を表現する素材として生のサーロインを選んだ理由として、
彼の友人、アマリア・ナーニ・モチェニーゴ伯爵夫人が、
医者から加熱調理した肉料理を禁じられていたことがあげられている。
生牛肉にニンニク、オリーブオイル、グラナ・パダーノチーズ、アルバ産白トリュフをかけた
ピエモンテ州ランゲ地方の伝統料理にヒントを得たとの記述もある。」
と解説されていました。さらには、魚のカルパッチョについて、
「日本においては、生の牛ヒレ肉の代わりに、マグロやカツオ、サケなどの刺身を使用したカルパッチョが
和洋折衷料理(西洋料理の日本風アレンジ)の代表例となっており、その創作者はレストラン
「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」の落合務だといわれている。カルパッチョの発祥国イタリアにおいても、
世界的な刺身ブームの影響を受け、生の魚肉を使ったカルパッチョや、野菜やフルーツを使ったものも多くなってきている。」
とあり、牛肉以外のカルパッチョの起源は意外に最近で実は日本発祥という意外な事実がありました。