IKEDA HIROYAのとりあえずブログ

日々の食事や美術展巡り、スポーツ観戦記などもつれづれなるままに書いています。

2019.02.15 東京都美術館『奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド』

2019年02月15日 22時48分07秒 | イベント・アートなど



続いて東京都美術館『奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド』。

伊藤若冲や曾我蕭白といったワタシの好きな画家の絵が見られるので
寄ってみることにしました。本展で見られる画家はほかに
長沢芦雪、岩佐又兵衛、狩野山雪、白隠慧鶴、鈴木其一、歌川国芳。

なんといっても観ることができて良かったのが
伊藤若冲『象と鯨図屏風』。
白い象は丸っこくて抽象化されています。もっとも、若冲が実物を
見たことがあったかどうかわかりませんが。
黒い鯨は潮を吹いているので鯨とわかるものの、目やヒレなどが
水面下に隠れているという大胆な省略。

これと対をなすような絵が長沢芦雪『白象黒牛図屏風』。
白象には黒いカラスが留まっており、黒牛のそばには白い仔犬がいて、
白黒・大小の対比がなされたわかりやすい屏風絵。

岩佐又兵衛は今回初めて知った画家ですが、
『山中常盤物語絵巻』がなかなかのもの。
武士が屋敷で人を斬るシーンをいくつも描いていますが、
首が飛んでいたり、肩から左右に真っ二つに斬られていたりと、かなり残虐。
女性も斬られていますがどういうわけか女性はみんな上半身ハダカ(笑)。

ほかに面白かったのが・・・
曾我蕭白『唐獅子図』
岩佐又兵衛『豊国祭礼図屏風』
狩野山雪『韃靼人狩猟・打毬図屏風』
白隠慧鶴『すたすた坊主図』
鈴木其一『貝図』
歌川国芳『宮本武蔵の鯨退治』



なかなか見ごたえのある内容でした。





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