IKEDA HIROYAのとりあえずブログ

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2011.04.03 『シュテーデル美術館所蔵 フェルメール 《地理学者》 と オランダ・フランドル絵画展』

2011年04月04日 01時58分02秒 | イベント・アートなど



今日は渋谷で2時からむかしの会社の同僚たちと久しぶりの飲み会ということで、午前中はフィットネスクラブで汗を流した後、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで美術鑑賞。

公式サイト:Bunkamura ザ・ミュージアム

今回は『シュテーデル美術館所蔵 フェルメール 《地理学者》 と オランダ・フランドル絵画展』

ヨハネス・フェルメールの『地理学者』が目玉作品ということで、17世紀のオランダ絵画・フランドル絵画が展示されていた。
ちなみにフェルメールは名前は有名ながら、現存する作品は30数点しかなく、『地理学者』は東京発上陸とのこと。
作品に描かれている地理学者はコンパスと定規を持っており、上着はヤポンス・ロック(日本の着衣)で当時のステータスシンボルらしい。また、その背景には地球儀・ヨーロッパ海図が描かれており、当時の裕福なオランダ市民の生活の品々を見ることができる。
ワタシ的にはさほど面白いとも思わなかったけれど(笑)。

ほかにはモチーフごとに「歴史画と寓意画」「肖像画」「風俗画と室内画」「静物画」「地誌と風景画」で分けられて展示。

「歴史画と寓意画」ではルーラント・サーフェレイ『音楽で動物を魅了するオルフェウス』とフェルデナント・ファン・ケッセルに帰属『ネズミのダンス』がワタシのお気に入り。『ネズミのダンス』は4匹のネズミが手をつないでフォークダンス(?)をしている絵。本来は家の中をキチンとしていないことを揶揄しているらしいが、単純に面白く、カワユイ。

「静物画」ではヤン・ウェーニックス『死んだ野兎と鳥のある静物』とアブラハム・ミフノン『死んだ家禽のある静物』がお気に入り。いずれも写真技術が発明される以前の時代において、その代わりとなる精密描写が圧巻。

「地誌と風景画」ではルーカス・ファン・ファルケンボルヒ『凍ったスヘルデ川とアントワープの景観』が良かった。


会期の真ん中ながら、観客は数珠つなぎの混雑ぶり。とはいえ、微妙に隙間が空いており、後ろから眺めながらさっさと次の作品に移ったりはできる程度だったのでよかった。展示会によっては身動きできないケースもありますからなぁ(笑)。

そんなところで、ワタシ的にはまぁボチボチの印象の美術展でした。



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