田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

秋の喜び 果樹も草も実をつけて

2008年10月15日 | 日記
10月15日(水) 濃霧 徐々に晴 午後には快晴になる 夜 満月

朝は濃霧に包まれ家の外は全く見えない状態でした。
僅かに太陽が覗き出すと徐々に霧に動きがあり山裾集落は視界が広がりました。
東南の町の方を見ると隣の集落もその向こうに見える電波塔も大津波が押し寄せてきたかのように見えました。


庭に出てみると無花果が紫色になって完熟です。
東京の友人Oさんがお姉さん共々遊びに来るのでデザートに使うことにします。


霧は全く姿を消して蒼い空が広がってきました。
庭の隅に夏から咲いていた“ツリガネニンジン"は花と実を同時に見せてくれてます。


昼前に彼らが到着して東京の香りのする沢山のパンがお土産です。
お昼は写真を撮るのを忘れてしまうくらい美味い旨いの連発です。
勿論デザートには林檎と巨峰無花果と立科産のものです。
食後は少しだけ休憩して、山裾集落を取り巻く散歩コースに繰り出しました。
大内道の急坂を一気に登りつめそこではガマズミの赤い実が出迎えてくれました。
秋本番豊作のアケビを背伸びしてとったり地面にしゃがみ山栗を沢山拾いました。
眼科にはススキが白く輝いています。


草を刈り込んである道は歩きやすく風も爽やかで散歩には最高です。
道脇には紫黄色の秋の草花がくっきりとした色を見せてくれてます。


ウルシのなかまでしょうか“ヌルデ”の木には沢山の実が着いています。
夏には蝶が蜜を求めてきていましたが、いまでは葉も紅葉して青空に映えています。


北に開けた処からは浅間山に続く湯ノ丸、烏帽子岳と一連の山々が姿を見せてくれました。
この山々の手前には少しだけ黒く見るのが千曲川でしょうか?
素晴らしい景観です。


木下には名前の判らない白いブラシのような花が咲いていました。
一つは既に終わり咲いている花も今日が最後の姿なのでしょう。


散歩コースはいつもより少しだけ短いコースを選びました。
彼らが軽井沢へ行くこともあり時間の調整ですが、このところご無沙汰していた道を歩きました。
脇には“マムシソウ”がどぎつい朱色を見せていました。
長い急さかを下りながら散歩コースの終盤です。


集落に入る手前では“トリカブト”最後の花を見せていました。
種を沢山持って子孫が増えていくことでしょう。
夏の広範に見た、あの濃い水色の花は印象的ですが、明るい色に変化して実を持った毒草もこれまた風情があります。


数時間の滞在ですが幼なじみ故の親しみは不思議な物でこの年になっても昔の名前で呼び合います。
楽しい一時でした。
山裾の収穫物を沢山トランクにつめて帰って貰いました。
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閑中忙あり

2008年10月15日 | 日記
10月14日(火) 曇り 雨 夕方には上がる 寒くなる

目覚めたときには雨は降っていなかった。
いつもの窓からはぼんやりした浅間が裾野を靄の中に隠している。
キッパリと澄んだ空気に克明な姿を見せるのも良いがこのぼんやりした浅間山も粋な景色だ。
山裾の田圃も昨日までの連休に稲刈りを終えているが、僅かに残る田も充分に稲穂が首部を垂れている。


朝飯を終えた頃から音もなく雨が降り始めている。
しっとりと降る雨は如何にも秋雨の風情満点と云うところだろう。
PCのある部屋から見える土手に積んだ石は雨が降りシッカリと濡れてくると赤い色に変化していくるのがよい。
これには今日の雨は役不足のような気がする・・・・


秋の紅葉というと今年はいつもの年より早いような気がする。
冬にコンクリートの三和土を掃除するのに具合がよい“ホウキ草”(本名?)は見事に赤くなっている。
しかし、形が悪いのだが、これは草のせいではなく俺の手入れが悪いために纏まりなくなってしまった。
昨日の写真だが今からでは形を治すことは無理な算段だろう。


更に昨日の写真を使うが、“ヤマボウシ”が見事に色づいた。
少し前は赤い実が緑の葉に目立っていたが、今では紅葉した葉に同化して見つけることが難しい。
後ろの落葉松も僅かに深い緑に変化の兆しが見えている。
落葉松の黄金色は11月の初旬になるのだろうか?


昼過ぎには相変わらす静かな雨が降っている。
西北角和室の前を見ると紫陽花がまだ自己主張している。
梅雨時には蒼味かかったピンク色で楚々とした花だったが冷たい風に晒されているためか少々紅も濃くなってきている。
最後の艶やかさに覆い被さる竹が雨傘になっているようだ。


午後は3時から11月9日のふれあい村の実行委員会があり参加した。
脇役に徹するために口にはチャックをして聴き入っていた。
早く終わると思った会議は2時間に及ぶ、沈黙は金也とはこの場には当てはまらなかったようだ。
終了後は「町づくり研究会推進課」でお願い事をして家に向かった。
夜7時からの「たてしなエコ・クラブ」のミーティング。
うち解けた仲間の話し合い、スムーズに事が運ぶ、帰り道では月が顔を出していた。

閑中忙あり

コメント (10)
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