田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

梅雨明けに 眼を奪われる 草花火 (哉々)

2009年07月14日 | 日記
あ7月14日(火) 雲は多いが晴れ 梅雨明け 熱いが夕方には涼しい風が吹く

関東東海信越地方は梅雨が開けたと報じている。
報じていると云ってもそれを聞いたのは昼過ぎ、朝からの熱さは湿度も高く相当なものだった。

予定どおりに朝飯を片づけてすぐにそとへ・・・・草刈り機のエンジン始動!!
快音を響かせながら一気に草むらに飛び込んだ。
いままでこれほどに草丈が伸びるまでほおっておいたことはないくらい延びている。
畑を通り越してブルーベリーのところまできたが、熟した実をみるや休憩モードに
先端の青黒く熟した実を数個つまんでパクリ・ぱくり・・・
充分に甘さがありほのかに酸味を感じるのが爽快にしてくれる。


草むらではベニシジミがバンザイモードで上空を転げるように飛ぶシジミチョウをねらう。
ここでも縄張りがあるのだろうか・・・・


草刈りは順調に進み午前中の予定はすべてクリアした。
昼飯はМが戻ってからということなので大休憩を採ることにした。
梅雨が開けたと軽トラのラジオから聞こえてきたが、確かに熱い。

蝶たちが来ている夏の花の庭に行き、まずはラベンダーの脇に座り込む。
ここでは“熊蜂”キムネクマバチと云うのが正式名称のようだが、翅音をブンブン振動させてラベンダーに止まると大きくたわむ。
数匹が花から花へ飛び回る姿は真横から見ると壮観だ。
翅音やドギツイ姿の割にはおとなしくレンズを近づけても威嚇するような仕草はしない。


熊蜂と接近しすぎるように花の蜜を吸いに来ているのは“ジャノメチョウ”だろう?
熊蜂が近寄ると蝶の方が翅を広げて脅かすような振舞いをする。


左を向くとオカトラノオが最後の花を開いて虫を呼び寄せている。
花から花を渡り歩いている“メスグロヒョウモンチョウ”が来ていた。
この♀の蝶は夏の終わりに翅を傷つけた姿しかみてなかった。
名前からして♂は派手な黄色地の豹紋の蝶だが、メスはこのような姿をしている。
しかし、立派な♂の姿から、メスグロと云う冠をつけられても悠然としているのは余程♀の魅力があるのだろう。


昼飯を済ませてから午後の作業となったが熱い!!
真夏の炎天下は危険が付きまとうことは承知しているのだが・・・・
芝生が伸びすぎているのでビーバーで刈り取る。
エンジンを響かせながら左の土手に落ちないように刈り上げるのがこれが難しい。
刃の回転が逆になるので再び坂を下りてドテ下を右足で踏ん張りながら刈りあげて北側の開けたところまで着いた。
炎天下の作業も限界に近く立ち止まるとふらふらする。
離れたところの電柱にはタテハチョウの仲間だろうか日差しを避けて止まっている。
コンクリートの冷たさが心地よいのだろう。



家の周りを一気に草刈りをしようと云うのが甘い発想だ・・・
この熱いさなか熱中症にでもなったらどうするのだ!!
俺の頭と心の奥から叫び声が聞こえてくる。
こういう声にはすぐに賛成して再びエンジンを掛けることをやめた。
こっそりと軽トラの時計も俺の背中を押してくれて3時過ぎになっている。

道具を片づけて、明日の作業を下見しておこうと北側の土手に登ると目の下に見えたのはネムの花だ。
咲いたのが気がつかなかった・・・・
梅雨が明けて夏を迎えると連想するする花はネムと百日紅だろうか。
東京の町中、庭木に多かったことだろうが、一味違うのは信州の山でみるネムの花だ。


梅雨明けに 眼を奪われる 草花火(哉々)
コメント (2)
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