田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

ノルマの達成より嬉しい Sさん夫妻の訪問

2009年07月23日 | 日記
7月23日(木) 曇り 生温かい風 太陽がでる 午後には青空が広がる やがて曇り

久しぶりに畑にでて草取りと虫害の状況をみた。
ツルなしインゲンは虫が多いが葉を食べるだけでインゲン自体には虫がつかないのがうれしい。
葉だって全てを食べつくされるわけでもないので、それないに防御の術は知っているようだ。


蝶たちの癒しの場、白樺レストランに行くと豹紋のタテハチョウの仲間が盛んに樹液を吸いに来ていた。
ここで目にしたのはやや大型のクワガタがこのえさ場に向かってくるのだ。
蝶も翅をバタつかせて威嚇しているが・・・・


ラベンダーのところに黒い蝶が乱舞しているのが目に入った。
ジャノメチョウはこの庭の中で羽化していると思うぐら沢山いる。
地面の枯葉に止まるもの、シュウメイギクの葉、そしてラベンダーの花に止まり風に揺られながら風雅な瞬を見せてくれた。


軽トラの奥にはいろいろなものが貯めこまれ整理されままになってしまった。
俺はなんでも取っておくのだが・・・ここでも、精米機のモーターが出てきたし、電気式のチェンソーもある。
このチェンソーは20年以上前に吉祥寺の庭木を選定したときに使ったものだ・・・
物を片づけることで昔のことやその時の友達のことなど、いろいろ思い出すのが楽しい。

作業に夢中になっていると、急に目に入ったのが黒い蝶ならぬ車が飛び込んできた。
一瞬 誰?と見慣れぬ車、それが不思議なことに片付けで、ストーブと樽動かしたばかり、それを戴いたSさん夫妻だった。
彼は車を修理中の代車だと云いながら元気な姿を見せてくれた。
懐かしい、この町で知り合い“もっと田舎へ”と云って高遠へ移り住んで2年がたつ。
しばし、懐かしさと突然の出会いで嬉し。
短い時間だったが楽しい会話ができた。
お互いブログを訪問してはいるがやはり、生身で会うことはパワーをもらったような気がする。
彼らの車の後ろ姿を見送りながら、嬉しさがいっぱいになった。


昼にはまだ時間があるようなので少しだけ力仕事をしてから、月初めに収穫した玉ねぎを干しておいたのを野菜かごにしまった。
昼飯前にもう一度白樺の林に行って見ると数日前にも見たルリタテハが来ていた。
カメラを向けると、気配が違う。
よ~く見ると、またもクワガタが来ていた。
翅を大きく煽りながら頭を下げてクワガタに向かっていく・・・


先ほどの豹紋の蝶は見事にクワガタを追いだしたが、ルリタテハはどうするのだろうか?
すると翅を広げ一気に攻め入ってクワガタは下に落ちた。
勝負があったのだ。


昆虫観察に夢中になっていると時間のたつのも腹がすくのも分らなくなる。
遠くでいつもの“ゴハ~ン”の声が聞こえた。
青空が広がり爽やかな夏、熱くはなく心地よい久びさの外飯になった。


飯のあとはすぐに作業に就いたが片づけものはまだまだある。
Mが出かけたのは何時ころだったのか、さっきまで青空が広がっていた怪しげな雲に覆われてきた。
またも雨がふるのだろうか・・・・

軽トラの時計を見ると4時を過ぎていた。
最後にコンクリートのたたきを掃除して今日のノルマはクリアした。
白樺のところへ行くと相変わらず蝶たちが来ていたが、今は西日が風に揺れる葉を通してスポットライトのように照らしていた。


ノルマの達成より嬉しい Sさん夫妻の訪問


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする