田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

野菜に教わる人の営み

2009年07月25日 | 日記
7月25日(土) 曇り 蒸し暑く 太陽が雲の間から照らす 午後 雨

異常気象状態の日本列島、信州も激しい雨が夜中に降った。
広島や九州では未だかつてないほどの降雨量、1時間に100mmを優に越しているという。

そう云う朝を迎えたが日の出時刻には黄金色の斑な雲が夏の朝を表していた。
朝飯も早々に済ませ、ホームグランドの交流促進センターへ向かう。
毎月1回の“こっめこ体験学級”が開かれる。
畑の作業には長袖、帽子、班ごとの行動など注意を聞き、今日のカリキュラムの説明が行われた。


徒歩数分の畑に行くと春に種をまいた野菜が育つっているのを確認。
JA立科の営農指導員Sさんの本格的な野菜講座、子どもたちでも理解できる言葉の使い方に皆うなずいている。
胡瓜は何故曲がるのか? 大きくなりすぎる茄子は? 
育った野菜を採り上げて話すことで子どもたちもしっかりと話を聞く姿勢になっている。


一通りの話が終わると待ちにまったジャガイモ掘り・・・
大きいジャガイモ小さなジャガイモ、形もさまざま、一心不乱に子どもたちは集めた。


町の子どもたちが農業を体験して大人になりやがては≪あの時の話や感触≫を思い出して、作物を作る喜びを次世代に伝える。
小さな畑でも少人数の家庭では充分に収穫を楽しめる。
先ずは土に親しみ種を蒔き、その収穫物を無駄にしないで食べることが食料自給率の向上にあるのだろう。
冬場の料理にトマトや胡瓜を使わない生活を彼らが大人になった時に心がけてほしい。

ひと騒ぎして教室へ戻ると、次の作業はお焼き作りになった。
粉を練り丸めて、収穫した茄子や玉ねぎを手前味噌でいため・・・
子どもたちは具を中に入れる作業に夢中になった。


お焼きは一旦蒸かしてからホットプレート焼く。
ここでも畑から運んだ茄子、ピーマンを焼いた。
前回に牛乳パックで育てたリーフレタス、カイワレ、パセリ、二十日大根のサラダ・・
ドレッシングは去年の教室で収穫したゴマを使った。


ピーマンや玉ねぎは残ると思いスタッフ用と目論んでいたが・・・・
子どもたちの食欲は素晴らしいものがあり、好き嫌いはないと云う。
全て平らげる勢いで最後に残る数少ないお焼きは子どもたちの目線でそうとう熱くなったようだ。


JAスタッフとたてしなエコ・クラブ、町役場農林課職員のチームワークと今日の助っ人講師陣は最高のできだった。
いつものように絵日記を書いて解散は12時半・・・

野菜に教わる人の営み

コメント (4)
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