田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

大深山の遠足 蕎麦を打ち、利き酒もあり

2009年07月26日 | 日記
7月26日(日) 晴れ 午前中は涼しい風 午後は蒸し暑く夕立となる

早朝から集落あげての草刈り&ゴミ拾い≪町を美しく日≫となっている。
草刈り機のエンジンを集落近隣にまで響かせ一斉に作業が始まった。
公園の上の斜面から道路の脇、水路の中までゴミが落ちていないかの点検と草刈りをした。


草刈りの収量は8時45分予定をだいぶ過ぎてのこと、次の予定までは45分しかない。
9時半までにシャワーを浴びて身を清め再び公園に集合がかけられた。
春からの計画で集落の遠足がまっていた。
天気も良く涼しい風が吹く中、3台の車に乗り合わせて町の施設、交流促進センターに向かった。
http://www.town.tateshina.nagano.jp/koukyo/agriculture/nonki_kouryu.html

集落の遠足ということだが、今日は体験型と云う今はやりの修学旅行ではないが、集落の高齢者予備軍にも蕎麦打ちをやってもらう。
準備が整った会場へ入りさっそく慣れぬ手つきながら、子どものころに親の打つ蕎麦を食しただけあり皆慣れた手つきだった。


蕎麦を打つだけではという提案で家の畑から朝採りの野菜を持ちより天ぷらをあげることになている。
ベテランK氏の揚げ上手で茄子、カボチャ、インゲン、長ネギまできれいに上がったのには驚いた。


天ぷらの上がり具合に合わせて蕎麦も茹でに入り総勢20名の胃袋を満たすには充分な蕎麦が並べらて行く。


全てが揃ったところでインストラクターのN氏が『こんなに細く長い蕎麦ができると思わなかった・・・』
初めて打つ人ばかりだったが・・・・門前の小僧習わぬ経を読むではないが、さすがに信州生まれの人ばかりと納得した。
準備が整ったところで一同乾杯の発声と共に手打ちの味わいを咽で感じていました。


持ち込みの漬物もさまざまなものあり同じ胡瓜でも家庭の味があってよい。
子どもたちも蕎麦打ちの時間帯には間に合わなかったが、差し入れのシフォンケーキやジュースやらで楽しいひと時だった。
全員で片付けを済ませて会場を出たのが一時半予定よりも30分も早くなっている。

再び車にのりほんの少し移動したところの駐車場へいれて、ここからは徒歩で茂田井間の宿(モタイアイノシュク)へ歩いた。
中山道25宿望月宿と26宿芦田宿の間にある宿場と云う訳だそうだが、江戸時代にはこの間の宿とは呼ばれていなかった。


由緒あるたたずまいの屋並みが続く中、目的地は大澤酒造とした。
ここは山林美術館が併設され満腹状態の集落の衆もひと時芸術を鑑賞しようということ。
そのあとは定まり利き酒大会ではないが、カウンターにずらーっと並べられた酒瓶を片っ端から試飲するご婦人も含めて一同大いに盛り上がった。
酒が飲めない俺には店主が直々に冷えた甘酒をコップに注いでくれた美味いことこの上なしだった。

            ≪千鳥足一歩前状態で暖簾をくぐり出る連中≫

今日の最後の作業は集落に全員が戻った後で、交流センターの厨房から持ち帰った食材(生ごみ)を段ボールにいれて処理をした。
こういうときでもゴミは、ビニール・紙・生ごみと三つに分けての持ちかえるマナーは板についていた。
楽しいイベントもゴミの分別ができなければ最後に片づける人が苦労する。
年を追うごとに住みやすくなる集落のあり方が嬉しい。


大深山の遠足 蕎麦を打ち、利き酒もあり
コメント (2)
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