12月21日(水) 薄い曇が広がるやや晴れ 思ったほど寒くない一日
今年の通院は今日で13回、健康を維持するには必要不可欠な回数だろう。13回も毎月一回の通院で内科、眼科に限られているし、医師との会話もそれなりに楽しみながら自分の身体を知ることができる。
毎月通っている佐久総合病院、医療センターの起工式が行われ 再構築も現実の物となった。病院の壁には医療センタの見取り図や平面図が掲げられているが、その横に、《医す者として》と云う映画のポスターが張りだしてあった。これには佐久病院が地域の農村の健康予防管理を基に「出張診療」を始めた若月俊一先生の活動を記録したものと書かれている。
若月先生は俺が佐久病院に救急で入院しているときに96才で亡くなられた。それまでに著書を読んだりしていたが真逆、俺が入院するなどと思わないし、その最中に亡くなられたということからもこの病院が近しくなった。
映画《医す者として》 http://iyasu-mono.com/
帰りにはいつもの蕎麦屋「めん茶房つたや」へ向かった。頼むのはいつもの盛りそばなのだが、その待ち時間にはしっかりと“手ずくな”の料理がだされる。
蕎麦の待ち時間には前菜に箸を付けるのもよいが、店内に眼を移すと地域文化の色濃いギャラリーとなっている。絵手紙もいろいろで花や風景に野菜が綺麗に描かれているのが素晴らしい。
また座敷には篆刻、木彫、版画と奥の深い文化の高さと、それを身近に見ることができる配慮が暖かさを感じさせてくれる。
蕎麦は店主の手打ちのものだが、ゆで加減を聞いてくれるのがよい。俺的には固めが好みなので柔らかいのは好みではない。上田の刀屋さんほどでもなく、心地よい舌触りがよかった。
前菜の調理は女将さんの“手ずくな”だが、その味も食材の選びも身体を考えてのことだと云う。そう云うのは店主だが、かれは糖尿病で苦しんでいたが、食事療法でいまでは良くなっているという。見るからに健康そうな大柄な人、このところシャープさを感じていたところ、指南役はこの本だと云って見せてくれた。江部康二さんの本でナツメ社から出版されているそうだ。
年13回の通院
これが多いのか少ないのか
健康が維持されるならありがたい