田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

リンゴに感謝を捧げ 来年の次の冬の薪集め

2011年12月23日 | 日記

12月23日(金) 晴れ   風もなく穏やか  夕方は急に冷え込む

二日前にYさんから電話を貰った。りんご園をやっているYさんの話では、「樹が多すぎて手入れができないからストーブの薪にしないか」とのことだ。ありがたい話しなので都合を聞くと今日の午後に畑に案内してくれると云うので出かけた。

浅間山はすっぽりと雪を被り勢いよく白煙を上げている。昨夜はだいぶ雪が降ったようで手前の前掛け山がなければ低いところまで白く見えるのだろう。この雪も地熱のために夕方にはだいぶ少なくなり灰色の地肌が見えだした。まだまだ全山雪化粧を常に見える冬は年を越してからになりそうだ。 

りんご園の伐採をする畑に案内されて驚いた。彼は赤いスプレーで印を付けながらこの列の7本を樹って欲しいと云う。斬るだけではなく軽トラに積み込み家まで運ぶ作業もある。足場はよいし、軽トラもそこまで入り込めるのでありがたい。このリンゴは何年前に植えたの?と聞くと、少し遠くを見ながら60年くらいだろうと云った。 

2時に幹の太いところを切り倒して、薪の長さに切り分ける「球切り」これが樹が太いので往生する。細くなるに従って薪の長さの二倍、三倍に切った。一本の木を切り分ける作業に90分くらい掛かってしまっただろうか?細い枝を落として軽トラに積み終わったのは3時30分だった。 

家の薪置き場は一カ所だけ町のMさんが採りに来ると云うのでシートを掛けてある。彼のストーブに入る薪の長さは25cmだと云うので短い薪を集めておいた。これから運び込む薪はこのパレットの上に積み上げて来年の晩秋まで外に置く。 

ストーブの薪の樹種は広葉樹が良いとされているが、リンゴを薪として使うのは最高の幸せだと云う。確かに燃えるときに穗乃香な甘い香りを感じるのは至福の時だ。

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