連日の酷暑であったが、台風の影響で少しばかりしのぎやすい。本当に久しぶりのことである。もっとも台風が過ぎるとまた暑さがぶり返すらしい。少なくともあと1週間ほどは暑さが続くことになる。
小学校と中学校で運動会の練習をするのが嫌だった。これは暑い日差しの中をグランドで座って待つことが多かったからである。体育の先生は運動会は自分たちの晴れの舞台であるということもあって生徒をむやみに行進の練習などをさせる。それも今年ほどの暑さの中ではないにしても9月の太陽はまだまだ厳しい。体育の時間の後では教室での授業には身が入らなかった。
今年は熱中症で亡くなる方が多かった。また、100歳を越えて生きていることになっているが、実際にはすでに死亡している人が多かったことも判明した。高齢の方が家族とも無縁に暮らしたり、亡くなったりしているということである。それも日本全国では結構に多いということである。
モラルの低下とかを嘆く前に、それだけ各人の生活や暮らしが厳しいということであろう。また、生活の苦しい人が全国民の1/3くらいになっているらしい。これはもちろん、一人ひとりの個人の努力の問題もあろうが、それだけではない。
グローバル・スタンダードとかで、派遣社員が大幅に増加してそれも企業がちょっと業績が悪化してくると、直ぐにその業績を反映して派遣社員の首を切る。こういった企業のあり方をどういう風に改善していくのか。最近では能力のある人は中国に働きに行く人とか中東に働き行くとかする人もいるらしい。だがそれは能力のある人たちの一部にすぎないだろう。
新しい、希望をもたせるような政治的または経済政策があるのだろうか。