4日にわたって医療生協の1支部の活動として宿題無料塾をやってみた。参加人員は初日は1人、2日目4人、3日目1人、4日目2人であった。結果としてはあまり子どもたちは集まらなかったのだが、それでも面白いことがあったらしい。
あるお母さんから冬休みにまた無料塾をするなら、書初めを指導してほしいと言われたことである。具体的には習字の「とめとはね」を指導してほしいと言われた。妻は「字のとめとはね」よりも大事なスペースの配分とか字配りが大切ですよと返答したという。
先生ならば何でもできるという風にこのお母さんは考えておられるらしい。だが、事実はそんなことはないのである。たまたま妻は書道を前から習っており、小学生の習字の指導ぐらいはできる。
私の小学校時代を考えても宿題で嫌なものは習字、作文であった。これらはするのがどうしても後回しになる。それは現在の小学生でも変わらないのだと思う。
これは無料塾とはまったく関係がないが、テニスの同好会を妻が長年主宰していた。これは若い女性のテニス初心者をテニスに誘って一緒に練習をしたり、ゲームをしたりしていた。現在はこの同好会は私が世話をしているが、とはいっても私はテニスが上手なわけではない。どちらかというとクラブ一の落ちこぼれである。しかし、それがいいのか、なんとか20年近くこのクラブは続いている。
昔にある女性から「テニスを教えて下さって有難う。つぎはスキーを教えてください」と妻は言われたことがあった。妻はまったくスキーをしたことがない。テニスとかスキーとかは若い女性が独身時代に嗜んでおきたい趣味だということなのであろうか。
私たちの子どもたちが小さかったときには町内の子ども会が毎年企画して、スケートのアリーナにバスで一日スケートに行くのが慣例であった。このときには毎年父親の私が子どもに同伴するのが恒例であった。少なくともはじめは絶対に妻はスケートについては行かなかった。
それでも,妻がある年に子どもについて行ってスケート靴を履いて氷上に立っていたが、まったく滑れないし、歩くことすらできないので、氷上にただ立っていたら、ちびっ子の女の子に「おばさん、何しているの」と言われたとかで本気で妻は腹を立てていた。
二男は見よう見まねでバランスをひょいひょいととって滑ったが、不器用な長男ははじめまったく滑ることができなかった。それで、まず歩くことから教えてそれから少しづつ滑ることを教えた。いま長男がスケートを滑ることができるかどうかわからないが、多分滑ることができるであろう。二男はいつでも器用だからなんとかするのであろう。
私にしても大学の体育の時間に先生から氷上での歩き方、滑り方と止まり方の説明を10分ほど受けたにすぎない。