事務局長Tさんの尽力で10月8日(土)から北持田町の教育会館(松山東警察署の近所)でタダ塾北持田(無料塾)が始まった。もっとも来た生徒はたった一人で、その一人もどうも「さくら」まがいである。
実際に無料塾が必要なところには無料塾開催の情報は届いていない。担当者の準備会で松山市の広報に出したらと言ったのだが、そういうことをしたら大勢の生徒が集まったりしたら困ると思ったのか、準備会でその提案は取り上げられなかった。
世の中には多くの受験塾があり、授業料をとって生徒に教えている。その営業の邪魔になることを危惧したからであろうか。理由ははっきりしないが、そういうことかもしれないと推測する。
塾にお金を払ってでもいいから、子どものために塾に生かせたいとは思いながら、それだけの経済的な余裕のない保護者はきっと居られるのであろうが、そういう保護者のところへは情報は届いていない。
市内の松山市の中心部にある4校の中学校の校長先生に会ってそういう生徒を紹介して欲しいとお願いはしたのだが、中学校での先生にはこういう情報は取り扱いがかなり難しいらしい。
「君のところは経済的に困っているだろう?」とか、生徒に直に聞くことは憚られるであろう。たとえ事実としてそうであったとしても。たとえば、ある中学校でも学力の低い生徒さん等が居られて先生もその対策に苦慮されておられるようだが、先生自身がとても忙しくてなかなかこの情報を当該の生徒さんたちに回すことができないらしい。
これは中学校の先生方を批判するという意図で書いているわけではない。そうではなくて、なかなか事情が難しいという実状を率直に述べているだけである。でもブログでこういうことを書くと批判をされたという風にとられる恐れは十分ある。
もし、当該の教育関係者でこのブログを読む方があれば、あまり気にしないでほしい。教育は単に学力の問題だけではなく、生徒の感情を「逆なで」しないことも大切なのだから。