物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

同窓会疲れ

2011-10-29 16:50:33 | 日記・エッセイ・コラム

23日の同窓会のために自分自身の普段の生活を取りもどすことがなかなかできない。気苦労があったというよりも、その後遺症でなかなかアカデミックな方への頭の切り替えができないのだ。

これは私などはいつも一人で閑居して自分の好きなことをしているのだが、それがこの同窓会をするという行事でその日常が揺らいでしまったのである。そのうちに元にもどるとは思うが、なかなかもどらない。

一つには同窓会に出席を予定していながら、急用が入って欠席した人への会費の払い戻し等の事務がしばらく終わらないからでもある。まだ3人の方からどの口座に払い込んだらいいのかの連絡をもらっていない。そうするとなかなか清算することができない。

会は会費等の清算が終わってようやく終わりになる。そういう意味ではまだ私の体の中では同窓会は終わっていない。

これはこういう会の世話をしてみたことのない人には理解ができないことであろう。それとも気持ちの切り替えが私は特に悪いのであろうか。そうかもしれない。それでもようやく普通のモードにもどりつつある。

私の生活がどんなであるかに、関心をもってくれた友人もいたが、それに対して答えるのは難しかった。2年前の同窓会のときにも2次会である方に問われて数学エッセイみたいなことを書いているというと「?」という顔をされたので、今回はそのことについては用心して触れないようにした。

だから、私が日常的に何をしているのかわからなかっただろう。午前中に、毎日ブログを書いてとかはいったが、それからのところをごまかしておいた。

T 市からきた、A さんは数年前にガンにかかったと話をしてくれたが、それによって人生の考え方が大いに変ったと言われていた。そしていま、英語の勉強と野菜作りに励んでいるとのことだった。23日も朝早く起きて野菜の収穫をされてこられたと言っておられた。

それで、「それはそれでいいけれど、少しボランティア活動をされたら、どうですか」と言ってみたが、彼女はどうされるであろうか。私自身は無料塾の手助けをしていることを伝えた。

Nobless obligeという語がフランス語にあるが、彼女のような賢くてエリート階級的な人にはもってほしい考えである。彼女は懇親会の席上では和服を着て出席をし、2次会のときには赤のワンピースを着ていたことに記念写真をみてようやく気づいた。女性の変身はすばやい。