無料塾で中学校の理科の中に出てきた、BTB溶液というのを知らなかったので、ちょっとショックを受けた。
それでインターネットでしらべたら、ブロムティーモルブルーという粉末を少量のアルコールで溶かし、それの水溶液をつくれば、中性のときに緑色だが、酸性のときには黄色とか赤になるという。またアルカリ性が強いと青色とか紫色になるという。
私が中学生だったのはもう60年近く前のことなので、BTB溶液などという試薬が出てきて、それを知らなくても不思議ではない。だが、こういうものも知らなかったので私は理科の教師としては失格だと知った。
それとは違うが、ガルなどという単位は最近まで知らなかった。もっとも名前を知らなかっただけでガルは難しいものではない。多分このガルはGalileo Galileiにちなんだものらしい。
ペーハーについてもよく知らなかった。数学のe-Learningのコンテンツをつくったときに、その下敷きにした本の演習問題にペーハーの話が指数の例題として出ていたのだが、その問題の解説が難しく思えたので、はずしてしまっていた。これは指数というか常用対数のいい例であることをようやくわかったのは最近である。
やれやれ、私の理解というのはなんでもこういう不十分なところがある。だから、いつかこのことを解説したエッセイを書いておきたいと考えている。