昨日、久しぶりにE大学付属図書館に行った。これは空間回転を鏡映変換で表すということを書いた、BidenharnとLouckの本のコピーをするためであった。
Angular Momentum in Quantum Physicsという書の第4章にそのことが書れている。書庫にその本があるとOPACで調べてあったので、受付で記帳して、書庫に入る。目当ての本はすぐに見つかった。
それを書庫から持ち出して、コピー機のところでコインを入れて自分でコピーできるようになっている。20ページほどのコピーをして用は終わった。
が、久しぶりに大学の図書館に来たので、開架の書籍の中で前から見たいと思っていた本を探したが、見つからず仕方がないの数学史の本を探して四元数のことをどう書いているかを調べたが、なかなか思ったような記述はなかった。
それはともかくとして大学図書館が今回は役に立った。大学図書館といっても地方大学の図書館であるから、その蔵書数は限られているが、それでもお目当ての書が研究室ではなくて、図書館の書庫にあったのは助かった。
もっとも大学の図書館ならなんでもそろっている訳ではなく、大抵欲求不満を起こすのが普通だ。それでもやはり大学の図書館は地方自治体の図書館よりは役立つことが多い。
ある特定の書籍なら、大学の図書館よりも私の蔵書の方が役に立つ場合もある。
もちろん、普通の小説とかのポピュラーな読み物になると大学図書館よりも市立図書館とかの方が役立つであろう。だから、それぞれの用途がある。
4月半ばだったとか思うが、大学で置いておけなくなった雑誌だとか本とかを県立図書館に引き取ってもらえないかと交渉に行ったが、スペースがないことと、英語の雑誌とか書籍はあまり利用者がないから置かないといわれたのにはがっかりした。
スペースは仕方がないが、英語の書籍や雑誌は読む人が少ないからと言われたことにがっかりした。ごく最近は国会図書館等では書籍の電子化がされているようだが、この電子化は国会図書館に限られるとかで自治体の図書館ではまだ許されていないという風にそのとき聞いた。
これではいつまで経ってもスペースの問題は解決されない。それに電子化をしてもそれを何年か毎に更新しないとその保存はすぐに駄目になってしまうのだとか聞いたことがある。電子的にした保存の保存できる年数は意外と短いらしい。
それに電子化された図書も大抵有料でしかダウンロードできない。そこが問題である。その点では素粒子論研究とかProgress of Theoretical Physicsの昔の号は無料ダウンロードできるようになっているのはありがたい。
ひょっとしたら、progressはまだ無料ダウンロードとはなっていないかもしれないが。