長男夫妻が4月から1か月に1回くらいの割で帰省をしている。
そのお土産にチョコ ケーキを買ってきてくれた。その箱にc^ote courとあったので、妻と二人で「c^ote courって、なんだろうね」と話し合った。
私の知っている言葉としてはc^ote d'azur コートダズール(注1)という地中海沿岸のリビエラの付近の海岸のことを知っていたので、海岸だろうかということになった。
そのときにcourをcourtと思っていたので、「短い海岸とは???」と思った。少し議論してからフランス語の辞書を引いてみた。
それによるとc^ote courは劇場用語で舞台の上手だという。その反対がc^ote jardinでこれは舞台の下手であることがわかった。
courはcorut(e)ではなく、宮廷(あるいは建物)という意味であろうか。ともかく舞台の上手がc^ote courであり、下手がc^ote jardinである。
私のように左右の区別がつかない人にはちょっと困るが、舞台に向かって右がc^ote courであり、左がc^ote jardinである。一つ賢くなった(注2)。
(注1) 私がフランス語を学び始めた40年以上前はc^ote d'azur コートダズールは紺碧海岸という訳語がついていた。いまは普通にコートダーズルとほぼ発音通りで呼んでいる。
(注2) jardinは庭園を意味する。英語のgardenである。発音はジャルダンである。