Zange(ツァンゲ)とはペンチを意味するドイツ語である。
昨夜、ドイツ語のクラスでR氏がペンチでホワイトボードの後ろのねじを締めてホワイトボードの傾斜角を調節していた。
これは蛍光灯の光が反射してホワイートボードに書かかれた字がとても読みにくいというOさんからの前々の苦情にようやく対応したものである。
これと発音がよく似た言葉にZunge(ツンゲ)がある。こちらの方は舌を意味する。ちなみにdie Zange, die Zungeとどちらも女性名詞である。
Zungeに関した言葉で、早口言葉のことをドイツ語ではZungenbrecher(ツンゲンブレヒャー)という。
ドイツ語の早口言葉は今一つも思い出さないが、日本語なら「東京特許許可局」とか「生麦、生米生卵」とかよく知られている。
英語ではtongue-twisterというが、twistは辞書によれば、「(糸などを)撚る、からませる」という意味が出ている。言っているうちに舌が絡まって来るという意味なのであろうか。
昨夜のクラスでは最近暴露されたアメリカの国家保安局のインターネット等での個人情報の収集についての話がされた。クラスのメンバーからは知られて困るような個人情報はあまりない、ということだったが、もちろん個人の銀行口座等が人に知られれば、いいことはない。
政治信条とかがアメリカの国家保安局に知られたら、アメリカに行こうとしたときに入国制限がされるかもしれない。もっとも私はアメリカという国にあまり関心がないので、たとえ入国禁止とか言われても個人的には痛痒を感じないけれども。
こういう話を書こうと思ってパソコンに向かったのではなかったが、どうも話が思わぬ方向にそれてしまった。