物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

Airy関数、鞍部点法、WKB近似

2013-06-06 10:37:58 | インポート

Airy関数、鞍部点法、WKB近似というとなんだか三題噺めくが、これらは実は私の心の中では関連しているテーマである。

数学・物理通信に投稿された、Mさんの論文から私はこの3つに関心を抱いている。ところがWKB近似を除いて、私にはあまりなじみがない。

Airy関数のことを知ったのは西條敏美さんの「虹」(恒星社厚生閣)を最近読んで知ったばかりだし、鞍部点法もWKB近似に使うということを知ったのも最近である。

ここ数日鞍部点法についていくつかの書を並行して読んだがなかなか細かなところでわからないところがある。

それで、発行の時期が来ている「数学・物理通信」3巻3号の発行を遅らせてきたのだが、どうもよく疑問点が解けないので、見切り発車で発行することにした。今日かまたは明日中に3巻3号を発行するつもりである。


Nerd

2013-06-06 10:23:01 | 科学・技術

相も変わらず、TEDからの話題である。数週間前にTalk nerdy to meという、タイトルでMelisssa Marshallのプレゼンがあった。彼女は話し方を教えることが専門の、ある大学の講師である。

科学技術系の学生によりよい話し方の講義(Make effective speech for engineer)をしている。それによると

1.科学技術が何の役に立つか

2.jargon(専門用語)を減らす

他にもアドバイスがあったと思うが、メモにとれなかった。

確かに、科学技術が社会の何の役に立つか。これを説明することはいい方法であろう。また専門用語を減らすというのもうなずける。

nerdというのはあまり聞かない言葉であり、伊藤穣一さんによれば、オタクというような意味らしい。普通にはあまりいい意味には使わない。

いつも手元にある、岩波の英和辞典には載っていなかった。それで小学館のプログレッシブ英和辞典を引いてみたら、さすがに載っていた。まぬけとか変わり者とかオタクとかあまりいい訳ではなく、俗語とある。

ちなみにその形容詞はnerdyであり、ネクラだとか、ダサいとかある。

もっともTalk nerd to meのnerdは悪い意味ではなく、むしろいい意味である。言葉も使い方によっていつでも悪い意味ばかりではない。