「保存食品って、英語でどういうのかな」とつぶやいたら、コタツの隣の座椅子に座って編み物をしていた、妻が「ではスマホで探して見ようか」と応じてくれた。
私はconserved foodとかいうのを期待していたのだが、スマホの検索結果はpreserved foodであった。そしてついでに「conserveは保守党をconservative partyというよ」と聞きたくもない情報までも物知り顔に教えてくれた。そんなことは百も承知だのに。
それでも、エネルギー保存とか運動量保存をconservation of energyとかconservation of momentaというよとは言わなかったのは亭主の専門が何かはちょっとはわかっているらしい。
というより、そういう概念があるということを知らないのであろう。しかし、ここでは妻の無知をあげつらうことが目的ではない。そんなことは専門家と素人との違いであって、あんまり威張れることでもない。
ところでこの保存食品が何を意味するか分からなくなってしまった。
それで、さっき広辞苑(第5版)を引いてみたが、さすがに載っていなかった。ジャムとか、たくあんとか白菜等の漬物をさすのだろうか。佃煮なども入るかもしれない。
念のために調べてみたら、私の英和辞典にはconservesのところに「(果物の)砂糖煮、砂糖漬け、ジャム」とほぼpreservesと同じような訳がついている。