数学・物理通信3巻7号をさっき発行した。
11月の半ばには発行の用意ができていたのだが、時期が来ないので大分長く待っていたが、ようやく時期が来たので発行した。
これで1巻11号、2巻6号、3巻7号まで発行されたことになる。できたら、3巻8号を年内に発行したいと考えている。
N先生とその知人と友人、他の方々に関心を持って頂いているので、結構広がりを見せ始めている。
それといつも言うことだが原稿の投稿が結構ある。現在一つの論文について難しい判断を迫られている。
一応、掲載のお断りをする可能性が強いと投稿者に急いでメールしたが、それを掲載のお断りを最終的に決めたわけではない。サーキュラーの性格をどうするかにかかわって来るので、共同編集者のNさんと協議して決めなければならない。
数学・物理通信はレフェリーという制度はとっていないので、基本的に無審査で論文の掲載がされる。そのことは変えるつもりがないが、ある程度理性に反しないことが必要であると考えている。
ところがその境は最終的には編集人に一任されている。それでそこらあたりをどう考えるのかは難しいところがある。
いままでもちょっと議論があるかと思われる原稿もなかったわけではないが、まあそれが理性に反したわけではない。編集人としてはちょっと暗黙の仮定の中に結論が含まれているという可能性があるのではないかという疑いをもったのであった。
もっともそれを明白に示すことはできなかったので、掲載の措置をとった。それに、たとえ間違えていたとしてもそれほど害があるわけではないと思ったから。