が3時から愛媛大学法文学部の会議室であるので、出かけるつもりである。だいたい毎年この暑い時期に講演会がある。愛媛日独協会の会員は毎年すこしづつ会員の死亡等によるのか減ってきている。
だが、後援会への参加者はけっこういるから、不思議なものである。知的好奇心のあるかたがおられるものと思われる。ドイツ語の授業も大学ではあまりされなくなったという。英語だけをしていれば、いいという時代の風潮があるのは嘆かわしいが、やはりいたしかたがなかろうか。
もう時代は何十年もさかのぼるが、もう私たち物理屋など大学にポストがなくなってからも、だ学のドイツ語の先生は増え続けた時代があった。だが、現在はドイツ語の教官の一人が定年になると、その補充するポストがないというような時代になっているらしい。
もちろん最低限のポストはあるのだろうが、その数が昔の盛んな時代を見聞きしたものにはその減少のしかたのひどさに他人事ながら心配になってしまう。