物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

曲を演奏するときに

2018-07-11 12:21:02 | 日記

「その曲をリクエストした人のお便りを読むとその曲についての思いとかがいろいろで、リクエストに応じて演奏する曲の感じが毎回違ってくる」とNHKのFMラジオで番組をもっている「おばらたかし」さんが言っておられた。

演奏者とはそういうものかとあらためて知った。先日、歌手が、たとえば、恋の歌を歌うときにはどういう気持ちで歌っているのだろうとこのブログで書いたが、その一部の回答がこれで得られた。もっともその全部ではないが。

「おばらたかし」さんとはどういう人なのか知らないが、FMで11時から11時20分までピアノでいろいろな曲を弾かれている方である。合唱の指導もされているようだが、その詳しいことは存じ上げない。だいたい、私はピアノの音はあまり好きではないのだが、おばらさんの曲は楽しく聞かせてもらっている。そういう意味ではピアノの音といってもいろいろだと思う。


数学をどうして学ぶか

2018-07-11 11:29:09 | 数学

今日の朝日新聞に「どうして数学を学ぶ必要があるのだろうか」という疑問の読者の声とそれに対する意見が集中的に掲載されていた。

技術系の方々や高校の数学の先生が数学を学ぶ必要を述べていたが、高校の数学の先生は数学が不要ではないかという意見にも顧慮すべき点があり、そういう意見を参考にしながら、数学を教えるべきだという考えを述べておられた。もっともであろう。

私自身は数学が不要だと思ったことは一度もないが、それでも一般の人にも数学が興味深い要素を含んだ人間の創造した、一つの文化であることを音楽とか文学とかと同様なものだと、わかってほしいと思っている。

ともかくも、それが中学校や高校の課程に存在するから、教えるとか学ぶのではなく、生き生きとした興味あふれたものの一つであること、また、もし自分にそれが将来必要になれば、いつでも、また、いくらでも学ぶ直せるものだということを知ってもらいたいと思う。

もし、自分の生涯に数学が少しも必要がなければそれはそれで結構である。だが、どうしても必要だと感じたときには、ためらうことなく、自分でも学べるものだということだけは知っておいてほしい。

そのためには現在の数学の教え方がいいのかどうかは一考の余地があるだろう。